次代の“日本代表”を発掘せよ

クラブ資金難で若手が台頭!? 「Jリーグ2011」3月5日開幕

2011.03.03 THU



画像提供/Kenji Yasuda/EL GOLAZO
いよいよ18年目のシーズン開幕を迎えるJリーグ。しかし、欧州リーグで活躍している海外組選手の注目度に比べると、国内組の動向はあまり一般メディアに出てこない。そこで、日本唯一のサッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川端暁彦編集長に、今年のJリーグの見どころについて聞いてみた。

「数年前までは、毎年『どのクラブが優勝してもおかしくない!』といわれるほどクラブ間の実力が拮抗していたJリーグですが、実はここ数年で、資金力の違いによるクラブ間の格差が徐々に明確になりつつあるんです。昨シーズンから実施された『国内移籍の完全自由化』のルール改正も、その傾向を後押ししていますね。高額な年俸を払える有力クラブに優秀な国内選手が集まってきているんですよ」

確かに、昨季の名古屋グランパスも闘莉王ら代表クラスを引き抜いて悲願の初優勝を果たしている。

「同時に、クラブの資金難もあって『攻撃は大物外国人FWにお任せ』という戦術がすたれ、日本人中心のチーム作りを重視するクラブが増えています。このメリットは、若手選手が活躍する場が広がること。ガンバ大阪のFW宇佐美貴史ほか、ワールドクラスの可能性を秘めた若手が成長できるリーグになってきていますね。今年は名古屋に加入した大卒FWの永井謙佑や、鹿島アントラーズに移籍したDF西大伍なども注目です」

ドルトムントの香川やインテルの長友も、昨年までは普通にJリーグで戦っていたわけで、僕らの知らない逸材はまだまだいるようだ。

「海外リーグへ続く道でもあり、地域に密着した“クラブが主役”の場でもあるのがJリーグの魅力。個人的には、Jはよくできた『箱庭』だと思うんです。外から見るとあまり面白味がわからないけど、一度その文化に触れると、リーグとしてのクオリティの高さを感じますよ」

代表人気の今だからこそ、次世代の有望選手をJリーグから発掘するのも面白そうだ。
(呉 琢磨)


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