お手軽! 自宅菜園入門/第5回

野菜の寄せ植えには、相性があるってホント?

2011.07.01 FRI


岡井さんいわく、「フェンネルを植えたら、葉を食い荒らすアゲハチョウの幼虫がそこにばかり集まって、ほかの野菜に被害がなかった」とのこと。これもコンパニオンプランツの一種なんですね ※写真はキアゲハ
最近じわじわとブームになりつつある家庭菜園。流行りに乗っかって、まずはおしゃれにハーブでも育ててみよっかな~と栽培してみたのはいいものの…あれ? 確かいろいろな種類のハーブを植えたはずなのに、ミントばっかり茂っているぞ?

「もしかして、異なる種類のハーブを一緒の鉢に植えたのでは? ダメですよ! 植物には一緒に植えると相性の悪い組み合わせがあるんです」

と教えてくれたのは、ガーデニングカウンセラーの岡井路子さん。たしかに一緒の鉢に植えちゃいましたけど…これってダメだったの?

「ひとつのプランターや鉢の中にいろいろな植物を寄せ植えすると、土の栄養分を取り合って一方の成長が阻害されたり、野菜に虫がつきやすくなってしまうことがあるんです。特にミントは繁殖力が旺盛でほかの植物の栄養分まで奪ってしまうので、どの植物とも相性が悪いんですよ。レモンバームも同じことがいえるので、なるべく単独で植えるかポットに入れたまま植えるのをオススメします」

ありゃりゃ…。そうとも知らず、自由気ままに植えてしまっていました。ちなみに、ほかに避けた方がいい組み合わせは?

「一般的には、『トマトとジャガイモを一緒に植えると生育が遅れる』といわれています。そのほか、ピーマン×つるインゲン、ヒマワリ×ナス、マメ類×ネギ類なども、相性の悪い組み合わせとして知られています」

ふむふむ。寄せ植えにも注意が必要ってことですね。反対に、一緒に植えるといい効果がある植物とかってないんですか?

「『コンパニオンプランツ』といって、相性のいい植え合わせの植物もありますよ。有名なのはバジルとトマト。一緒に植えると、バジルの強い香りのおかげで、トマトに害虫が寄り付かなくなるといわれています。タマネギは、カモミールをそばに植えると風味が良くなるといわれていますね。ほかには、シソ×キュウリ、ニンジン×セージ、パセリ×アスパラガス…というように、良いとされる組み合わせはいろいろあります。ただしこれらは科学的な根拠があるわけではないので、あくまでも寄せ植えの参考程度に。日当たりや風通しといった栽培環境によって効果にも違いがありますので、まずは気軽に試してみるといいかもしれませんね」

ほかにも、わざと害虫の好むハーブを大事に育てたい野菜の近くに植えて、おとりにする方法もあるのだとか。試行錯誤して、ベストな組み合わせを発見できたら面白いかも!

(池田香織/verb)

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