『走ろう、ニッポン!』/第1回

日本のランナー人口はどれぐらい?

2013.02.17 SUN


幅広い世代のランナーが集うマラソン大会。笹川スポーツ財団の調査によると40代のランナーの増加率が一番だそう。20~30代も負けていられない!? 画像提供:(C)東京マラソン財団
2月26日に開催される東京マラソンには過去最高の約28万人の応募が殺到。さらには「皇居ランナー」「美ジョガー」なる言葉も誕生し、ますます盛り上がりを見せるランニング。いったい、日本国内でランニングを趣味としている人は今どれくらいいるのでしょうか? 国内のスポーツに関する研究調査、データの収集・分析・発信を行っている笹川スポーツ財団の研究員・藤原直幸さんに聞いてみました。

「最新の調査から、年に1回以上ランニングをするランナーは883万人いることが明らかになりました。2002年の調査では483万人でしたから、10年間でちょうど400万人増えたことになります。現在のランナー人口は近年で最も多いと言っていいと思いますね」

たかだか10年で400万人もランナーが増えているなんて驚きです…。つまり単なる一過性のブームではなく、ランニングが日常的な運動として定着してきているということなんですね! では国内でランニングの大会は年間にどれくらい開催されているのでしょうか? 1976年創刊のランニング専門誌『ランナーズ』副編集長・高瀬晋治さんに聞いてみました。

「オリンピックなどの国際大会の代表選考会も兼ねた大会から、ハーフマラソン、駅伝、10km、5kmの大会も含めると、年に約1500あります」

1500ということは単純に計算しても、毎日4つ以上の大会が開かれているということ…。日本人ってつくづくランニングが好きなんですねぇ。

「例えば『駅伝』という競技を考案したのが日本人だということも、なじみの深さを表す事例でしょう。先日、とある外国人ランナーが取材の合間の談笑中、『テレビで高校の駅伝大会を生中継する国は日本以外どこを探してもない』と言っていました」(高瀬晋治さん)

日本では、正月の箱根駅伝を筆頭に駅伝やマラソン大会をテレビ放映するケースは結構ありますよね。僕も好きでよく観るのですが、世界と比較して考えると珍しいことだったなんて…。でも実際にやるのと観るのは訳が違いそう。

「『観戦するのはいいけど、自分で走るのは大変』というイメージの強かったランニングですが、ここ10年の健康志向ブームや、東京マラソン開催など複合的な要因によって走り始める人が増えました。そして、観るだけでなく、自分がやるのも意外と面白いということに気づき始め、これだけランナーが増えたんだと思います」(高瀬晋治さん)

なるほど。走ることに興味を抱く要素があったうえに昨今の健康志向などが重なって、今があるというわけですね。運動不足でメタボリック気味なあなた! 一念発起してランニングを始めてみてはいかがですか? 

(冨手公嘉/verb)

※この記事は2012年2月に取材・掲載した記事です

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト