『走ろう、ニッポン!』/第10回

ダイエットに効果的な走り方って?

2013.04.21 SUN


のんびり走ったり、途中で歩いても長い時間やればOK、という体力的なキツさが少ないトレーニングの「LSD」。苦しいトレーニングはとにかく嫌、というあなたにもぴったり!? 画像提供:evac_miu/PIXTA
朝晩の冷えもだいぶ和らぎ、薄着ですごせる季節になりました。これで心も軽く、といきたいところですが、冬の服装では隠せていたお腹まわりのお肉の目立ちっぷりに気が重くなっている人も多いのでは? 筆者もご多分にもれずその1人なので、ダイエットを決意したところ。ダイエットにはどんな運動がいいのでしょうか?

「ダイエットのためには、まず余分な体脂肪を燃焼させなくてはなりません。そのためには、一定の筋肉運動を20分以上続ける有酸素運動が必要です。短距離走やゴルフのスイングなどの瞬発的な運動は、実は体脂肪を効率的に燃焼させていないんです。体脂肪は運動開始からだいたい20分を超えてから燃焼され始めると言われています。ですから、ダイエットをするための運動方法として、ランニングは大変効率的だと思いますね」

と、教えてくれたのは「NPO法人ニッポンランナーズ」の理事長で、ランニングについての著作を多数お持ちの金哲彦さん。では、ダイエットを成功させるのに最も効率的な走り方ってどのようなものなのでしょうか?

「ダイエットには“Long Slow Distance”通称・LSDを意識した走り方を実践してみましょう。これは、ランナーたちの間で知られている用語で、『長い距離をゆっくりとしたスピードで時間をかけて走ること』を意味します。LSDを実践しているランナーは1回のランで90~120分程度走るのですが、これからダイエットを始める人は、30~60分程度を目安に走るようにしましょう。疲れたら歩いてもOK。途中で歩いてしまうと、ダイエット効果がなくなると思われがちですが、立ち止まらなければ、体脂肪の燃焼は続くのです。これを週に2~3回程度、3カ月間を目標に続ければ、ほぼ確実にやせられますよ」(同)

歩いてもOKと言われると、精神的な負担はだいぶ軽減されますね。と、言いつつ始める前から弱気な質問なんですが…、途中で挫折しないためのコツなどはありますか?

「毎日体重計とにらめっこをしてもすぐに効果は表れず、気落ちしてやめてしまいたくなるかもしれません。挫折しないためのひとつの方法として、GPSウォッチやランニングのアプリなどを使って、走った記録を確認するように心がけると効果的です。そうすると、距離、日時などの練習過程が一目で分かるので、モチベーションが維持しやすくなります。3カ月間のトレーニングが目標ですが、3週間ごとに区切りをつけてどの程度実践できたかなどを振り返るといいでしょう」(同)

なるほど。体重計なんて気にしないで、まずは努力の過程を楽しむことが、モチベーション維持につながるんですね! では、初心者が陥りやすいNGな練習パターンってありますか?

「初心者は最初の1~2週間目でつい無理をしてしまいがちです。でも、体が走ることに慣れていないため疲れを感じやすく、トレーニングを精神的な負担に感じてしまいがちです。ですから、やる気に満ちあふれている最初こそ無理をせず、楽しいと感じられるレベルで継続することがダイエット成功の鍵ですよ」(同)

いくら最初に気持ちが高ぶっていても、体の負担が予想以上に大きかったら心が折れてしまいますもんね。あくまで楽しいランニングを心がければ、結果はおのずとついてくるのかも。筆者も早速LSDを実践して、夏までにシェイプアップしなくては!

(冨手公嘉/verb)

※この記事は2012年4月に取材・掲載した記事です

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