アウトドアシーンにご用心!

野外に潜む「危険な虫」の正体は?

2013.04.10 WED


血を吸引するとお腹がブヨブヨにふくれるのがマダニの特徴。昆虫ではないけれど、出会いたくない“危険な虫” 画像提供:かめらん/PIXTA
週末やGWを使って、アウトドアへ出かける予定を立てている人も多いのでは? でも、これからの季節に活動が活発になるのは、人間だけでなく虫も一緒。なかには人命をおびやかす虫もいるので、注意が必要なようです。

「危険な虫といえばスズメバチはよく知られていますが、最近、問題になっているのがマダニやツツガムシといったダニによる被害。両者とも草むらや藪の中など野山に多く生息しており、キャンプなどのアウトドアレジャーで被害報告が相次いでいます。マダニにかまれてしまった場合は『重症熱性血小板減少症候群』、ツツガムシにかまれてしまった場合は『ツツガムシ病』に感染してしまうことがあり、重篤な症状に陥ったり、死に至ることも…。これらの “ダニ感染症”は、ともに数日の潜伏期間のあとに頭痛や悪寒、倦怠感といった症状が出ますが、単なる風邪と勘違いしてしまうことも多いので注意が必要です」

と教えてくれたのは、All Aboutでアレルギー・子供の病気ガイドで、医学博士の清益功浩先生。では、もしダニにかまれたことに気づいたら、どういった措置を取ればいいのでしょう?

「ダニは様々な病原菌を持っていますから、体に付着したばかりのかまれる前に気づいた場合は、つぶさないように軽く払い落すようにしましょう。しかし、たいていはかまれている最中か、かまれた後に気づきます。もし、かまれている最中に気づいても、無理に剥がしたり、つぶしたりしてはいけません。ダニの口だけが皮膚に残ったり、傷口から菌が体内に侵入してしまったりすることがあるからです。もしかまれたことがわかったら、そのままできるだけはやく病院に行きましょう」

血を吸われた挙げ句、つぶしてさらに菌を体内に取り込んだら、泣きっ面に蜂ですもんね…。なにか予防策はあるのでしょうか?

「野山に入るときの服装は長袖シャツ、長ズボン着用のうえ、帽子も絶対に必要です。できれば、手袋もした方がいいでしょう。それでも肌が露出してしまう部分には必ずダニにも効果のある防虫スプレーを使用すること。地面に直接座ることや脱いだ衣類を地面に置くのも避けましょう」

せっかくのお出かけで感染症にかかってしまっては後悔しか残りません。予防対策を万全にして、野外レジャーを楽しみたいですね。

(冨手公嘉/verb)

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