野球界の2大アンビリーバブル選手を分析

データで見る田中将大&大谷翔平

2014.06.19 THU


田中はメジャー1年目、大谷はプロ2年目と早い段階で高いレベルに適応している。この先、どのような進化を遂げるかが楽しみだ 画像提供/時事通信社
メジャー1年目からエース級の働きをしている田中将大(ヤンキース)と、前代未聞の二刀流挑戦2年目で、投打ともに好成績をマークしている大谷翔平(日本ハム)。アンビリーバブルな活躍をする2人だが、その要因は? 詳細な試合分析を行う「データスタジアム」の山田隼哉さんに聞いた(記録はすべて6月3日現在)。まずは田中から。注目すべきは与四球だという。

「昨季、田中の1試合あたりの与四球率は1.36個でしたが、今季も1.37個と同等の数字をキープしています。初年度、ボールの違いに苦しむ投手が多いなか、田中の適応の早さは目をひくものがあります」

さらには球種の割合が変化。

「昨季、全投球の31%を占めていたストレートが、今季は23%に減少。その分、絶対的な武器であるスプリットやツーシームの割合が増えている。捕手の影響もあると思いますが、メジャーの打者のパワーを警戒した配球なのかもしれません。それだけ多彩なボールを自在に操れること自体も強みなのですが」

強気な表情でも頭はクール、か。一方、大谷はどうか? まずはピッチングから。

「ストレートの平均球速が150.4km/hと、12球団の先発投手で1位。救援投手を含めた全投手の中でも2位です。通常、ペース配分しながら長いイニングを投げる先発よりも、短いイニングを全力投球する救援の方が平均球速は上になるのですが…」

大谷は全力投球をしなくても150キロ前後のストレートを投げられるのか? 恐ろしいポテンシャルである。では打者としては?

「最も良くなったのは三振の減少です。昨季、31.4%だった三振割合が、今季は20%と大幅に下がっています。特に対左投手では昨季の61.1%から20.7%まで減少。昨季からの成長が見て取れますね」

ともに高い対応能力を持つ田中と大谷。今後も2人から目が離せません!
(田沢健一郎)


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