有名な松井、井川以外にもトンデモエピソードが…

大物の証? 遅刻魔アスリート列伝

2015.01.05 MON


現在オリックスに所属する井川には遅刻エピソードがたくさん…。2014年は2勝に終わっており、巻き返しに期待したい
11月末、プロ野球・巨人の大竹 寛が契約更改を遅刻。2時間以上も遅れたことがニュースになった。12時半と2時半を勘違いし、家で普通にご飯を食べていたという。この大竹の例に限らず、スポーツ界では遅刻のエピソードが意外と多い。

今回の大竹同様、契約更改に遅刻したことがあるのがオリックスの井川 慶だ。2012年オフの契約更改時、正午からの約束だったにもかかわらず、トレーニングを優先して堂々と90分も遅れて登場した。井川の遅刻エピソードとしては、新人時代、自主トレ先に何度も遅刻し、一緒にトレーニングをしていた大先輩の広澤克実を毎回怒らせていた、という話もある。ただ、遅刻の原因は寝坊でもなんでもなく、免許を取り立てだった井川の極度のノロノロ運転。法定速度40キロの道路でも20キロ程度しか出せず、井川の車を先頭に渋滞ができるほど。トラクターに抜かれることもあったとか。そんなノロノロ運転にもかかわらず必死の形相で運転する井川を目撃した広澤は、怒りを通り越して笑いが止まらなかったという。

野球界で遅刻キャラ、といえば松井秀喜も有名だ。1995年のオールスターでは飛行機に乗り遅れ、試合が行われる広島市民球場には、試合前の練習終了後に到着。何の準備もなく試合に臨んだが、結果的には猛打賞の大活躍でMVPを獲得している。

古い話だが、同様に大一番で遅刻したのが1970年の日本シリーズ第5戦での江藤愼一(ロッテ)。球場に向かう途中の高速道路で乗っていた車が故障し、焦った江藤は車を乗り捨て、高速道路を自らの足で走って(!)球場を目指した。幸運にもたまたま知り合いの車に遭遇して乗せてもらい、無事、試合開始前に球場入り。打撃練習はまったくできなかったが、高速道路での激走がいいウォーミングアップになったのか、江藤は第1打席の初球を振り抜き、先制ホームランを放っている。

球界以外にも“遅刻魔アスリート”はいる。遅刻がらみで散財しているのが「最強市民ランナー」こと、川内優輝(埼玉県庁)。2011年7月、北海道士別市でのレースに出場する際に士別市内の宿が取れず、電車で約1時間の距離にある旭川市に宿泊。さらに、予定の電車に乗り遅れ、最終的にはタクシーを利用してギリギリでスタートに間に合わせた。タクシー代は約1万円もかかってしまったという。川内は他にも、2013年にエジプト国際マラソンに参加する際、パスポートを忘れて予定の便に乗り遅れたこともあった。招待選手だったため、本来、エジプトへの航空券代は主催者払い。ただ、別の便に乗ってしまったため正規料金で往復チケットを購入せざるを得ず、公務員給与3カ月分に相当する約80万円を自腹で払うことになってしまった。もっとも、肝心のレースは大会新記録で優勝。さらに、エジプト大使館の厚意により、復路分の約25万円が払い戻された。

サッカー界では、発足したばかりのアギーレ・ジャパンで最初に雷を落とされたのが、合宿時の朝食に遅刻したハーフナー・マイク(コルドバCF)と柿谷曜一朗(FCバーゼル)。アギーレ監督は「日本人は規律を重んじると聞いていた。ピッチ(でのプレー)だけではなく、ピッチの外も見ている。しっかりやってほしい」と遅刻した2人以外の面々にも厳しい口調で訴えたという。ただ、八百長問題という、自身の規律問題で揺れている状況では、その言葉に説得力はないかもしれないが…。
(オグマナオト)

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