「悩みが吹き飛ぶ」「感傷にひたる」気分いろいろ

日頃の疲れを癒やす…国内ローカル線の旅・東北編

2016.08.05 FRI


喧噪を忘れさせてくれる「秋田内陸線」
写真/PIXTA(以下同)
夏本番。仲間たちとワイワイ過ごす夏もいいが、たまには男一人旅で日々の仕事の疲れを癒やすのもいいかもしれない。猛暑にあわせて、涼しげなローカル線で「日本の夏」を感じてみよう。

ということで、鉄道マニアのコラムニスト・東 香名子氏に、仕事に疲れた30オトコが乗るべき、癒やし系ローカル線を教えてもらった。

●喧噪を忘れさせてくれる「秋田内陸線」(秋田)


「東北の知る人ぞ知るローカル線。『こんなところを電車が通れるのか?』と思うくらいの山間部など、大自然のなかを走ります。とにかくぼーっとしながら、頭を空っぽにして景色を眺めたい路線です」

秋田内陸線が結ぶのは、秋田県北秋田市の鷹巣駅から、仙北市の角館駅まで。都会の喧噪や仕事のスケジュール、ミッション…。すべてを忘れられる穏やかな山並みがここにある。

●荒波が悩みの小ささを教えてくれる「五能線」(青森)


五能線
「沿線の風光明媚な景色から、『一度は乗ってみたいローカル線』として鉄道乗りなら誰もが憧れる路線。荒々しく波打つ日本海の絶景や、何千万回も波に打たれた岩壁を見ると、涙が流れそうになりますよ。悩み深いビジネスマンの方も、自分の悩みなんてちっぽけなものだな…と気付かされるかもしれません」

秋田県能代市の東能代駅と、青森県南津軽郡田舎館村の川部駅を結ぶルートは、大半が写真のように日本海沿いを走る!

●かわいらしい木造建築を見てタイムスリップ?「津軽鉄道線」(青森)


津軽鉄道線
「太宰 治のふるさと・金木町や、桜の名所『芦野公園』を走る路線です。冬は超豪雪地帯なので、ストーブ列車が走ることでも有名。冬の雪景色もいいんですが、私がおすすめしたいのは、昔ながらの木造建築が残る駅舎。夏休みにおじいちゃんの家に遊びにきたかのような、なんだか懐かしい気持ちになっちゃいます」

青森県五所川原市の津軽五所川原駅から、青森県北津軽郡中泊町の津軽中里駅までを結ぶ路線。津軽半島の中央部を南北に縦貫している。

●感傷的な気分には日本酒が合う?「羽越本線」(山形など)



「厳密に言うとローカル線ではないですが、ローカルな雰囲気を醸し出している路線。ぜひ日本海に沈む夕日の美しさを堪能してください。『笹川流れ』と呼ばれる海岸(新潟県)は、国の名勝および天然記念物に指定されているんですよ。また、秋田から新潟という米どころを走るので、日本酒をくいっと飲みながら乗るのがおすすめ。日本酒の酔いと夕日が相まって、センチメンタルな気分にひたれるかもしれません」

羽越本線は新潟県新潟市秋葉区の新津駅から日本海沿岸を経て、秋田県秋田市の秋田駅までを結ぶ路線。その距離は、実に271.7kmにも及ぶ。

短い夏が終わる前に、今年はローカル線で涼しげな夏を堪能しようではないか。

(熊谷彩香/かくしごと)

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