なぜこの選手が出てくると盛り上がるの?

女子にもわかる「キャラ立ち」プロ野球選手名鑑

2016.10.07 FRI

働く女子を応援!L25タイムス


シーズンも大詰め。ますます盛り上がるプロ野球に注目しよう!
写真/PIXTA
ここ数年、観客動員数が増加し続けているプロ野球。野球場はいま、空前の賑わいをみせている。様々な球場イベントやスタジアムグルメなどの吸引力も大きな要因だが、「選手と試合」というメインが魅力的であることはいうまでもない。

選手のなかには、登場するだけで観客がひと際沸き、空気が一変する人物もいる。昨年、「トリプルスリー」で流行語大賞を受賞したヤクルト・山田哲人や、「二刀流」で話題の日本ハム・大谷翔平といった超有名選手なら誰もがその人気の理由はわかるはずだが、そうでない場合、球場が盛り上がる理由がわからず、取り残された気分になるかもしれない。そこで、これから野球場デビューをする前にぜひとも押さえておきたい、「プレースタイルやキャラに特徴がある人気選手」を4人紹介したい。

◎広島:新井貴浩(一塁手)


今季、25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島東洋カープ。12球団一の攻撃力を誇るチームにあって、4番の重責を務めるのが「アライさん」こと新井貴浩だ。愛されるひとつの要因は、39歳の大ベテランでありながらとぼけた発言が多く、「いじられキャラ」であること。今季、一流打者の証である2000本安打の達成直前には、チーム関係者全員が「まさかあのアライさんが…。」とプリントされたTシャツを着て前祝いしていた。

1999年の広島入団時はそれほど期待されていた選手ではなく、広島流の猛練習によって一流選手へと登りつめた新井。しかし2008年、31歳のときにFAで阪神に移籍すると裏切り者扱いをされたこともあった。そんな厳しい声もあるなか、不退転の決意で古巣に戻り、今季はキャリアハイともいえる活躍。自らのバットと全力プレーで、ブーイングを温かい声援へと変えたのだ。

◎DeNA:山崎康晃(投手)


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(C)YDB
球団初のクライマックスシリーズ進出を決めたDeNAで、試合を締めくくるクローザーとして活躍するのが山崎康晃だ。ルーキーイヤーだった昨年は、プロ野球新人セーブ記録を次々と塗り替え、新人王にも輝いた。

ファンが山崎の出番を待ちわびるのは、その登場シーンにも理由がある。横浜スタジアムでの登板時、Zombie Nationの「Kernkraft400」という曲にあわせ、ファンが「ヤ・ス・ア・キ」とコールをしながら飛び跳ねる「ヤスアキジャンプ」はもはやハマスタ名物。あまりの盛り上がりぶりに「相手攻撃時のヤスアキコールに賛否両論」といった議論がネット上で沸き起こったほどだ。その一体感はまさに球場でしか味わえないもの。ぜひ一度、ハマスタでのヤスアキジャンプを体験してほしい。

◎ロッテ:福浦和也(一塁手)


今季、観客動員数の増加率がもっとも高かったのがロッテで、昨季に比べて17.9%増。とにかくロッテファンの応援は熱狂的で、応援歌もノリのいい曲が多く、近年、高校野球の応援でもロッテの応援歌を採用する高校が急増している。

そのなかでもファンがひと際盛り上がるのがロッテ一筋23年、地元・習志野高校出身の福浦和也だ。投手として入団しながら、ケガもあって打者に転向した苦労人。そこから40歳の今季、本拠地QVCマリンフィールドで通算1000試合出場を達成するまでの選手になったのだ。

習志野高校といえば、有名なブラスバンド名門校。福浦の打席では、定番応援曲である「レッツゴー習志野」が演奏されることもあった。一時期はマリンスタジアムでの開幕戦に吹奏楽部が招かれ、この曲が演奏されていたのだ。来季の現役続行が報じられた福浦。2000本安打達成も間近に迫ってきているだけに、福浦の応援はますます盛り上がるはずだ。

◎巨人:鈴木尚広(外野手)


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読売巨人軍提供
彼が登場するだけで、なぜか得点が生まれそうな予感と期待感が球場を包み込む。それが球界を代表する「代走のスペシャリスト」、鈴木尚広だ。

テレビ番組が企画した「プロ野球選手100人が選ぶ『走塁部門No.1選手』」で3年連続1位に選出。当然、相手も警戒をするが、それでも颯爽と盗塁を決めてしまう。今季の盗塁成功率はなんと100%(※9月28日現在)。盗塁だけでなく、1本のヒットで一塁から一気にホームを狙うことも多く、タイミング的にはアウトでも相手のタッチをかいくぐってベースの角にふれてセーフをもぎ取る技は「神の手スライディング」と称されている。

鈴木の出番は、「どうしても1点がほしい」という場面。当然、試合終盤が多い。にもかかわらず鈴木は「試合開始の7時間前から代走で出る準備をしている」と語る。そのプロフェッショナルぶりもファンから支持される理由だ。

ここで取り上げた選手はほんの一例。球団ごとに、その存在だけでファンの魂を揺さぶる選手は数多い。球場で応援し、自分だけの「キャラ立ち」選手を発掘してみるのも一興ではないだろうか。
(オグマナオト)

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