MLB・エクスポズがホーム移転

プロ野球・新本拠地は仙台だけじゃない!?

2004.10.21 THU

プロ野球への新規参入を表明した楽天とライブドアが、ともに本拠地の候補として挙げたのが仙台。その影響で今や東北地方全体にプロ球団誕生への期待がふくらんでいる。では、時を同じくしてメジャーリーグでも似たようなことが起きていることをご存じだろうか。9月末、カナダのモントリオールを本拠地とするエクスポズの、アメリカの首都・ワシントン移転が決定したのである。この問題、実はアメリカでも起こっていた球団削減問題が関係している。

事の発端は01年11月にMLBのオーナー会議で財政難にある2球団の削減を決議したこと。その候補といわれたのがエクスポズとツインズだった。これに乗じて当時のエクスポズのオーナー、ジェフリー・ロリア氏がエクスポズ売却を画策。ロリア氏はこの時既にマーリンズのオーナーが新たにレッドソックスを買収することにより売却されるマーリンズを「玉突き」のような形で買収することが決まっていたという。これでエクスポズが消滅すれば問題はなかったのだが、球団削減に対するファンや選手の反対もあり消滅は先送りに。買い手のつかないエクスポズは“宙ぶらりん”になってしまった。そこで飛び出したウルトラCが、他球団オーナーが共同保有するという形式で、なんとエクスポズをMLB機構が運営することだった。結局、肝心の球団削減構想も02年夏の労使交渉により06年シーズン終了まで回避されることが決定。その日からエクスポズはモントリオールではこれ以上収益が見込めないとし、本腰を入れて新本拠地を探すことになったのだ。

あれ? で、経営者は結局どうなったの? そう、実はエクスポズ、移転先は決まったものの、まだ新オーナーが決まってない(笑)。MLB機構はこれから全力をかけて探すという。観客動員数の下位常連だったエクスポズ。首都・ワシントンは34年振りにメジャー球団が戻ってくるとあって反応は好意的だ。果たして移転は吉とでるか?

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト