楽天イーグルスの戦力がほぼ確定

徹底した現実志向の選手獲得楽天旋風は果たして起こるか?

2004.12.02 THU

11月17日のドラフト会議を終え、楽天イーグルスの大まかな選手構成が決まった。指名選手6人はすべて大学生、社会人。それも話題性よりも実戦派という傾向の強さが目立ったが、先だって行われた分配ドラフトの結果をみれば、それも致し方ない。

分配ドラフトは合併球団が、オリックスと近鉄に所属していた選手のうち25人をプロテクト(優先保有)。両球団の主力選手のほとんどを囲い込む圧倒的に楽天不利という内容だった。さらに楽天は、第一回指名の20選手に1、2年目の選手を加えられないため、将来有望な若手を、という望みもほぼ絶たれていた。

そこで楽天は、実績はあるものの、今季の成績が振るわなかったベテランに懸けた。02年の最優秀防御率の左腕・金田政彦、通算83勝の高村祐、阪神でも活躍した川尻哲郎あたりに、新人・一場靖弘と外国人を加えた5人がおそらく先発陣の中心。野手はプロテクトを拒否した磯部公一とケガで今季を棒に振った長距離砲・吉岡雄二が引っ張るだろうが、残りのポジションは不確定。19歳の内野手・坂克彦の抜擢や、入団が噂される元中日の関川浩一あたりがもう一花咲かせると面白い。ただし、ベテランの多さはケガによる大量戦線離脱というリスクと背中合わせ。今回のドラフト指名は、そのあたりを見込んだ結果だったのだろう。4巡目指名の西谷尚徳や7巡目指名の平石洋介は、実力とともに精神的支柱としての能力も評価される選手。未来のチームリーダーに、との思惑も感じられる。

ひとつ気になるのは華のなさ。日ハムの新庄効果でもわかるように、スターは成績以上の活気をチームに与える。そういった意味で、残留問題に揺れた清原(巨人)などは面白い存在だったが、来季も巨人残留が濃厚。楽天自体も自前のスターが育つことを期待しているようだ。R25世代も多い楽天創立メンバー。スターになるチャンスをつかむのは果たして誰か?       

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