優勝候補チェルシーの強さの理由

暴動も発生した欧州CLついに4強が決定!

2005.04.21 THU

欧州の頂が見えてきた。UEFAチャンピオンズリーグは、いよいよベスト4が出そろった。

リバプールがユベントスを退けたのは小さな驚きをもたらしたが、残る3チームは順当といえるだろう。インテルサポーターの暴動で第2戦が打ち切りとなったミラノ・ダービーにしても、ACミランの勝利は順当だった。

ここまでくればどのチームにもチャンスはあるが、優勝候補を挙げればチェルシーだろうか。

決勝トーナメントに突入してからのチェルシーは、明らかに性格を変えている。これまでのように僅差のゲームを勝ち取っていくのではなく、撃ち合いでも強さを発揮しているのだ。バルセロナとの1回戦は2試合合計5―4で、バイエルンとの準々決勝は同6―5である。1―0の試合が多かったシーズン序盤とは、まったく別のチームになっている。

その要因が攻撃陣の充実だ。J・コール、ドログバ、グジョンセン、ダフ、ロッベンらのアタッカーたちは、ハイレベルのパフォーマンスを維持している。彼らが相手DFの注意を引きつけることで、ミドルシュートが得意なランパードが2列目から効果的に飛び出すこともできている。攻撃パターンが実に多彩なのだ。

注目してほしいのはグジョンセンだ。母国アイスランドは欧州のアウトサイダーで、ワールドカップ出場は不可能に近い。彼にとってのチャンピオンズリーグは、世界に名を轟かせる唯一の機会なのである。「欧州チャンピオンになることは、僕にとって特別な価値がある」と、本人も意気込みを隠さない。

すでにプレミアシップでは50年ぶりの優勝を確実にしており、チームの雰囲気は申し分ない。準決勝では同じイングランドの古豪リバプールと対戦するが、今シーズンはカップ戦も含めて3連勝と抜群の相性を誇る。

準々決勝はベンチ入り禁止だったモウリーニョ監督も、リバプール戦から陣頭指揮をとる。ビッグマウス連発のモウリーニョへの批判はつきないが、ポルト、バルセロナ、バイエルンと歴代優勝クラブを3つも退けてきたブルーズ(チェルシーの愛称)の実力が、優勝にふさわしいことだけは確かだ。

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