“あの”伝説のボクサーが総合で復活

西島洋介山はPRIDEのリングで再び輝けるか!?

2005.07.28 THU

『R25』読者世代ならば、90年代に活躍したボクサー西島洋介山(現・洋介。32歳)のことを覚えている方々も多いだろう。

地下足袋リングシューズに、唐草模様のトランクスという奇抜ないでたち。必殺技は「宇宙パンチ」(ダッキングしてから放つ、ごく普通のアッパー。相手を宇宙まで飛ばす威力があると言い張った)や「手裏剣パンチ」といった漫画チック&荒唐無稽なスタイルで、一世を風靡したあの男だ。

そんな洋介山が、なんと今年総合格闘技『PRIDE』への参戦が正式決定したのだから驚きだろう。しかも、「ミドル級最強の男、ヴァンダレイ・シウバとやりたい。いずれはヘビー級にも上がりたい」と豪語している真っ最中なのである。

大丈夫なのだろうか? はっきり言って総合の経験はゼロの彼。いまは高田道場で桜庭和志らとともに練習を積んでいるものの、そう簡単に勝てるとは思えないのだ。

とはいってもボクサー時代の洋介山は、まれに見る実力者。92年、18歳でデビューしていきなり4連続KO勝ちし、96年にはOPBF東洋太平洋クルーザー級タイトルを奪取。翌年にはWBF世界クルーザー級王者にも輝いた。このWBFは日本ボクシング協会(JBC)未公認団体とはいえ、まがりなりにも重量級の世界王者になった日本人ボクサーは彼1人だ。戦績も27戦中負けたのはわずか2戦のみと、強豪ひしめく重量級ボクシング界で特筆すべき成績を残しているのである。

それだけではない。WBFのタイトルを巡ってJBCと対立、国内ライセンスを剥奪されると新天地を求めて単身渡米。本場アメリカのリングで破竹の5連勝を叩きだす。その後、ケガに悩まされ、03年の最後の試合こそTKO負けしたが、この男の実力&生き様はただごとではないわけだ。

早ければ年末の『PRIDE男祭り』に出場予定の洋介山。才能はあるのに不器用な男の再出発は、なんか気になって仕方ないのである。

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