野球のワールドカップ、ただいま開催中!?

野球の世界一を決める大会はいったいどれなのだ?

2005.09.08 THU

来春3月に開催が決定している野球版W杯「ワールド・ベースボール・クラシック」(略称WBC)。MLB主導の強引ともいえる大会運営などに反発した日本も、渋々参加を決定。しかし、日本の選手会は保障問題などがあり、まだ参加の意思を表明していない。その一方でNPB(日本プロ野球組織)は9月中に代表監督を、11月中には代表選手を決める方針を固めた。選手の参加がはっきりしていないのに、スケジュールばかりが進むあたりに、この大会のドタバタぶりが表れているともいえるだろう。

ところで、WBCの報道の陰で、今「野球のワールドカップ」が開催されていることをご存じだろうか? 実は9月2日から17日まで、オランダで「第36回IBAFワールドカップ」という大会が行われているのだ。この大会を主催するのはIBAF(国際野球連盟)。もともとは「IBAF世界野球選手権大会」という大会名だったが、プロ選手の参加容認などにより、01年から「ワールドカップ」に名称変更。世界規模の野球大会として隔年開催されている。

日本は今回、オールアマチュアで参加。かつて01年大会ではプロ・アマ混成チームで参加したが、その後はアマ選手のみ。ちなみに、その間にあったアテネ五輪に出場したのは、ご存じの通りオールプロである。WBCの件も含め野球界における世界大会の位置づけは、まさに今が過渡期なのだ。さらなる世界的発展を目指すなら、早々に各種大会の位置づけとベストメンバーが組め、力を存分に発揮できるスケジュールをはっきりと決めるべきだろう。日本の場合、犠牲となっているのはアマ選手である。五輪ごとにプロの参加不参加に振り回され、国際大会へのモチベーションは昔に比べて保ちにくい状況だ。プロ野球はアマ球界からの人材供給があって成り立っていることを忘れてはならない。W杯で戦う選手にエールを送りつつ、プロもアマも存分にプレーできる国際大会の整備が進むことを祈りたい。

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