トリノ五輪の意外な見どころ

勝負重視のトリノ五輪新種目選手の競り合いに注目だ

2005.12.15 THU

トリノ五輪開幕まで2カ月を切り、選手たちの代表争いも佳境に入っている。02年ソルトレーク五輪の7競技78種目から、7競技84種目を実施する今大会では、クロスカントリースキーの種目入れ替え4種目を含め、男女計10の新顔種目が登場。その種目とは…。

スピードスケート・チームパシュートは、3人でチームを組み、2チームがホームストレートとバックストレートから同時にスタート。空気抵抗による減速を防ぐために先頭交替をして走破タイムを競う種目(男3200m、女2400m)。スノーボードクロスは、スノーボードでジャンプ台や急ターンのバンクなどがあるコースを4人で同時に滑走し、上位勝ち上がりで優勝を決める種目。バイアスロンは一斉スタートのマススタート(男15km、女12・5km)が新たに加わる。

種目入れ替えのクロスカントリースキーは、1周1km前後のコースを、2人で交替しながら3周ずつ走り、決勝はトーナメント方式で優勝を決めるチームスプリント。以前2日間かけてやっていた複合に替わり、レースの途中でスキーを履き替えてクラシカルとフリーテクニックの両方で滑るパシュート(男15km+15km、女7・5km+7・5km)が男女共通の新種目だ。

なかでもスピードスケートの女子チームパシュートは、昨季の世界距離別選手権で銅メダルを獲得している。今季W杯開幕戦のカルガリー大会では若手の石野枝里子が途中で遅れて7位に沈んだが、関係者は「体調さえ合わせば2位も狙える」と、メダル獲得を期待されている。

これらの新種目は観客動員向上などを目標に、競り合いの面白さと見やすさを求めて近年採用している種目だ。ハイスピードのレースで、格闘技のような競り合いが繰り広げられるクロスカントリーの女子チームスプリントも、夏見 円と福田修子のビジュアルコンビが入賞を狙える位置にいる。トリノ五輪では、これまでと一味違う面白さを目撃しよう。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト