ぶっちぎりのトップで最終予選を通過

米国ツアー参戦が決定した宮里 藍は今年、世界で勝てる?

2006.01.12 THU

藍の名前がスポーツ紙面のトップを飾った。昨年12月にフロリダで行われたアメリカ女子プロゴルフツアーの最終予選会を、記録的な好成績で公約通りトップ通過した(日本人選手では16年ぶり史上3人目)、宮里 藍の活躍があちこちで報じられたのだ。それにしても、宮里の勝ちっぷりは痛快だった。通算成績17アンダー、2位に12打差はどちらも新記録。これはタダ事ではない。とはいえ、予選会はあくまで「入学テスト」。本番のツアーでは世界の強豪がズラリと待ち構えているし、キラ星のごとく若手スター選手が台頭しているし、選手層の厚さはハンパじゃない。日本ツアーには少ない4日間競技が、全試合の7割近くというのも気になるところ。しかも、広大なアメリカ国内の移動距離は日本とは比較にならない。

過去に米ツアーへ挑戦した日本人女子プロを振り返ってみよう。77年にメジャーの全米女子プロを制した樋口久子(現LPGA会長)や、87年にマネークイーンに輝いた岡本綾子と、スゴイ人もいる。でも、そのほか多くの日本人が米ツアーの分厚い壁に跳ね返されたことも忘れちゃいけない。

そんなタフなツアーで、宮里は 藍デンティティー を発揮して活躍できるのか? 昨年、日本男子ツアーのトーナメントで宮里、ミシェル・ウィーと回った横田真一のコトバを借りれば、「藍ちゃんはメンタル、ショートゲームはウィーより上」とのこと。じゃあ飛距離に関しては? 昨季、米女子ツアーの賞金ランキング2位(2勝)と活躍したポーラ・クリーマーだって、平均飛距離は248・6ヤード(全米で65位)。飛ばし屋じゃなくても、ショットの精度や攻め方次第で勝負はできるってワケ。英語をマスターして一日も早く環境に慣れる、連戦を耐え抜く体を作る、ショットバリエーションを増やすなど、課題はある。でも常に成長を続ける藍ちゃん。持ち前のチャレンジ精神で、本番でも「100点満点!」の笑顔を見せてくれると期待しよう。

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