アメリカで最も有名な日本人かも…

元WWE「TAJIRI」の凱旋が決定日本プロレス界の救世主となる!?

2006.01.26 THU

世界最大のプロレス団体といえばアメリカのWWE。野球でたとえるならメジャーリーグ、サッカーなら欧州リーグ。世界のトップクラスのレスラーたちがしのぎを削る、エンターテインメントスポーツの最高峰の場だ。試合で魅せるのはもちろん、笑いあり、シリアスありの連続人間ドラマ的にテレビショーが展開されていくため、選手たちにはパワーやテクニックだけでなく、トークやアピールの力も要求される。トータルでのスキルが高くなければ、WWEで生き残ることは難しい。熾烈を極めるWWEマットに定着し、テレビマッチにレギュラーで出続けるのは至難の業なのである。

それを成し遂げた日本人選手が、“ジャパニーズ・バズソー”TAJIRIだ。鋭い蹴りのバズソーキック、ロープに相手ごと絡み付くタランチュラ、そして緑の毒霧グリーンミストを武器に、長きにわたりトップチームにくい込んできた。その活躍ぶりは、イチローや松井秀喜、中田英寿にたとえていい。もともと、日本で有名だった選手ではない。レスラーになりたいがために単身メキシコで修行し、日本のインディー団体に入団。その後、再びメキシコを経由し、伝説のハードコア団体ECWで活躍。そこでのファイトぶりが認められ、WWEに入団となった。176cm93kgと、レスラーとしては決して恵まれてはいない体を駆使し、実力でアメリカンドリームを勝ち取った努力の男なのである。

そんな彼が、昨年12月にWWEを退団した。そのきっかけには、一度ロードに出ると家に戻ることもままならない、日本とは比較にならないほどタフな環境があったようだ。WWEでやることはやった。今は家族との絆を大事にする時が来たようだ。年末年始に帰国し、日本の団体を見て回ったTAJIRI。スケールアップしたTAJIRIが、春には日本のマットでバズソーキックを炸裂させる予定だ。迷走する日本プロレス界に、新風を巻き起こしてくれることは間違いない。要注目だ。

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