二輪レースの最高峰も開幕間近

英雄ロッシの去就も注目MotoGPを制するのは誰か?

2006.03.09 THU

四輪でいえばF1に相当する二輪ロードレースの最高峰MotoGP。最高時速300kmを超すモンスターマシンを駆るライダー同士の激しいバトルが大人気で、特に欧州では平均視聴率30~40%を稼ぐ人気スポーツだ。

この人気の原動力が、2001年から05年まで5年連続王座に就いているバレンティーノ・ロッシだ。ホンダで3連覇を達成した後、究極のライバル、ヤマハへ移籍して2連覇、という離れ業を成し遂げたことからもわかるように、彼の華麗で卓越した技術と、27歳という年齢に似合わない老練な戦略は現在のGP界で突出している。このロッシ人気にF1界も食指を動かしているのは有名な話で、07年からのフェラーリ転向説がずっとメディアを賑わせている。

そのロッシが6連覇を達成して本当にF1へスイッチしてしまうのか、あるいは2年連続で苦杯を舐めたホンダが雪辱を果たすのか。そこが今季最大の焦点だ。トップワークスのレプソルホンダは、03年以来同チームで育成されてきたニッキー・ヘイデンがついにエースの座に就く。チームメイトには、ロッシ以来の逸材ともいわれる20歳のダニエル・ペドロサを起用。サテライトのフォルトゥナホンダは、05年の終盤2連勝を挙げたマルコ・メランドリ。そして、コニカミノルタホンダから玉田 誠が参戦する。05年は負傷に泣き、一度しか表彰台に上れなかったが、精神面でもロッシと互角に張り合える数少ない選手だけに、王者相手の激しいバトルの復活に期待がかかる。日本人選手でもうひとり、カワサキの中野真矢も着々とプレシーズンテストを重ねてきた。ライダーの技量はトップクラスと評価も高く、マシンやタイヤ開発の進捗次第ではトップグループを争う活躍も可能だ。

メランドリやヘイデンの急成長で、ロッシにとって昨年以上に過酷な争いを強いられるであろう今季開幕戦の舞台はスペイン・ヘレスサーキット。打倒ロッシ、打倒ヤマハに向け、3月26日午後2時に熾烈な戦いの火蓋が切って落とされる。

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