全米人気No.1スポーツで新記録誕生!

開幕から10週連続チケット完売NFL人気を支える戦略とは…!?

2006.11.22 WED

シーズンも折り返しを過ぎ、佳境に突入しているNFL(全米プロフットボールリーグ)。全米4大プロスポーツの中でも最も人気の高いスポーツとしておなじみだが、今季は特に活況を呈している。例えば、開幕から第10 週まで全試合、地元放送局でのTV中継が認められた。開幕から10週間連続は史上初、1シーズンに10回も地元放送局によるローカル中継が行われるのも史上最多記録だ。

巨人の試合が当たり前のように見られる我々からすれば「何が記録だ?」と思ってしまうが、実はNFLには「チケットがキックオフ78時間前に完売していなければ、地元放送局によるTV中継は認めない」という厳然としたルールがある。つまり「10 週間連続全試合ローカル放送された」ということは、10週間連続全カードのチケットが完売した、ということを意味するわけだ。

このルールが施行されたのは73年、いうまでもなく集客アップを狙ったオーナーたちの提案によって決められた。施行から33 年、全試合がローカル中継された週は21回。そのほとんどが90年代後半に集中していることから考えると、このルール、それなりの効果をあげているようだ。とはいえ、試合は週に1回、レギュラーシーズンが16週しかないNFLだからこそ成立したといえる。TV中継権で経営が成り立っている部分も大きい日本のプロ野球界では、とても考えられないルールだ。

そんな人気高騰のNFLが初めて中国でプレシーズン戦を行うことが決定した。場所は北京五輪のメイン会場となるオリンピックスタジアム、開催日も開会式のちょうど1年前となる来年8月8日。対戦カードもペイトリオッツ×シーホークスの強豪同士と、並々ならぬ意欲が感じられる。欧州では「NFLヨーロッパ」というリーグを開催、南米や日本でも試合を行ってきたNFL。チケット販売とTV放送のルール制定という地道な努力が実り、創設40年にして集客・人気拡大は大成功。それが世界進出への土台となっているのだ。

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