人気の秘密はレースだけではない

箱根駅伝の名スポット「函嶺洞門」まで走ってきました…

2006.12.14 THU



撮影/若狭真一
毎年数々のドラマを生むお正月の風物詩といえば、今回で実に83回を数える『箱根駅伝』(正式名称:東京箱根間往復大学駅伝競走)。レース自体はもちろん、その人気の一因となっているのが、大手町~芦ノ湖間、片道108kmを超えるそのコースにある数々の名スポットだ。

そんな名スポットの中でも定番中の定番といえるのが、往路第5区・復路第6区で通過する国道1号線にある落石防止のための「函嶺洞門」。その独特な名称もさることながら、険しい山登りの始まりを合図する象徴的な建造物として全国の駅伝ファンにはおなじみ。

昭和6年に王宮をイメージして作られたこの洞門は、当時としては珍しい鉄筋コンクリート製。平成17年には土木遺産にも認定されている。ところがこの函嶺洞門を駅伝ランナーが通過するシーンは、あと数年で見納めになるかもしれない。

「函嶺洞門は、完成から70年以上が経過し老朽化が進んでいるうえ、道幅も狭く大型車両のすれ違いができず渋滞の原因となっているため、バイパス工事を計画しております。バイパス工事の完成後、箱根駅伝で函嶺洞門の利用が続けられるかどうかは、今のところはっきりしておりません」と話すのは神奈川県県土整備部道路管理課職員。

もしかしてあと数年…現存する今のうちに走ってみよう。ということで、5区にチャレンジしてきました。小田原中継所をスタートし、しばらくは平坦な道で楽勝でしたが、函嶺洞門を境に、あとはひたすら坂道のフルコース。カーブや傾斜の角度の違いが楽しめるだけという、中学時代の部活でも味わったことがない拷問状態の中で、「名スポット」と呼ばれる理由を理解した気がしました。なお、走行の結果は函嶺洞門からほんのちょっとだけ先の場所で断念。走って山登りなんて素人にはムリです!

実際に走るのはつらい体験でしたが、名スポットを意識してレース観戦するのはオススメですよ。


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