あの中嶋 悟の息子がF1界にデビュー

父と同じ世界に飛び込んだ中嶋 悟の息子・一貴の挑戦

2007.01.05 FRI

昨年11月、ひとりの日本人ドライバーが、F1の名門チーム、ウイリアムズとのテストドライバー契約にサインした。彼の名は中嶋一貴、そう、日本人初のF1ドライバーとして日本に空前のF1ブームをもたらした、あの中嶋悟の長男である。

「物心ついた時にはテレビで父のレースを見ていました…」という一貴は1985年生まれの21歳。11歳でカートを始めたが、意外にもプロのレーシングドライバーを目指すようになったのは高校に入ってからだとか。その後、トヨタの若手ドライバー育成プログラムTDPの候補生に選ばれ18歳でフォーミュラトヨタチャンピオン。2年間の全日本F3選手権参戦(昨年はシリーズ2位)を経て、昨年は戦いの場を本場ヨーロッパへと移し、激戦のユーロF3優勝1回、2位2回、3位2回と計5回の表彰台を獲得。参戦1年目でランキング7位につける健闘を見せている。

そんなヨーロッパでの活躍が評価され、来季からトヨタエンジンを使用するウイリアムズにテストドライバーとして抜擢されることになった一貴だが、この“テストドライバー”というポジション、近年ではレギュラーへとステップアップする「準備段階」的な意味合いが強く、同じくウイリアムズのテストドライバーだったニコ・ロズベルグ(元世界チャンピオン、ケケ・ロズベルグの長男!)が昨年、レギュラードライバーとなっているほか、昨年、ルノーのテストドライバーだったヘイキ・コバライネンも今年からレギュラー昇格が決定。昨年の世界チャンピオン、フェルナンド・アロンソも、かつてはルノーのテストドライバーを1シーズン務めていた。

12月に初参加したウイリアムズの初テストでも高い評価を受け、ここからF1への最終ステップを上がり始める中嶋Jr.。今季はF1への登竜門、GP2シリーズとF1テストドライバーの掛け持ちになるが、近い将来、日本人初の「親子F1ドライバー」が誕生する日が来るかも!?

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