全日本選手権で史上最年少記録を連発!

10代の天才少年少女たちが卓球界を席巻。その背景とは?

2007.02.22 THU



写真提供/柴田純/アフロスポーツ
今、卓球界で中高生を中心とした10代の選手たちが目覚ましい活躍を見せている。あの福原 愛ちゃんでも自己最高がベスト8というほどタイトル獲得が至難な「全日本卓球選手権大会」で、2つの史上最年少記録が誕生。男子シングルスを制した水谷隼選手(青森山田高2年)は、17歳7カ月で史上初の高校生チャンピオンに。女子シングルスでは、石川佳純選手(四天王寺羽曳丘中2年)が13歳11カ月でベスト4入り。中学生の準決勝進出は、男女合わせても初めてのことだった。また、昨年の12月にエジプトで開催された「世界ジュニア選手権大会」では、男子シングルスで松平健太選手(青森山田中3年)が金メダルを獲得! 世界大会における日本人選手のシングルス優勝は、実に27年ぶりという快挙だった。

現在の卓球日本男子は“有望な若手の宝庫”として世界的にも注目されているという。その背景には、昨今の中学・高校における選手育成の新たな試みがあった。

「青森山田や仙台育英といった卓球のエリート校では、優秀な選手には在学しながら、世界最高峰のプロリーグであるブンデスリーガにも所属させています。日本とドイツを行き来しながら腕を磨くことで、彼らは年齢的には若くても、大人の選手に引けを取らないだけの練習量や試合経験を、早い時期から積み重ねてきているのです」(月刊『卓球王国』編集長・今野昇さん)

水谷選手が初めてドイツに渡ったのは中学2年生のとき。3部リーグからスタートし、現在は1部リーグ・デュッセルドルフの主力選手としてプレーするまでになった。石川選手が通う中学校では、卓球部員のほとんどがミキハウスJSCに在籍。専任のコーチや中国人トレーナーの指導のもと、高いレベルの練習をこなしている。

卓球界の“ゴールデンエイジ”として期待される彼らがこのまま順調に成長していけば、20代前半で迎える5年後のロンドン五輪では、日本初のメダル獲得も夢ではなくなるかもしれない。


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