いよいよメジャー初登板へ

レッドソックス・松坂大輔オープン戦後の評価は?

2007.04.05 THU



写真提供/AFLO
98年、夏の甲子園。準々決勝でのあの延長17回と、決勝で演じたノーヒットノーラン。プロ入り後に3年連続で最多勝投手に輝き、史上最年少で年俸1億円に到達。そして、昨年のWBCで見せた熱投…日本の誰もが知っている大投手・松坂大輔(レッドソックス)がいよいよメジャーデビューする。

さて、そこで我々の頭をよぎる「松坂はアメリカでも通用するのか」という期待と不安のこもった疑問。移籍総額120億円を記録した男が、本場・ベースボールの国でどのようなピッチングを披露してくれるのか、彼をよく知る人物に話を聞いてみた。

「日本では直球でグイグイ押す熱血タイプに見られがちですが、実は松坂は変化球を得意とする器用な投手。内角の厳しいところにストレートを放ってきて、最後はチェンジアップやスライダー、フォークでかわすクレバーな投球をするんです。コントロールが良くて決め球をたくさん持ってる投手はメジャーでもまれな存在なので、この“万能さ”はとくに高く評価されています」(元大阪近鉄バファローズ監督・梨田昌孝氏)

なお、配球重視の投手にとって、生命線となるのは女房役との相性だ。レッドソックスの正捕手はジェイソン・バリテックだが、彼との連携はどこまで進んだのだろう? 野球解説者として、現地を直接見てきたデーブ大久保氏はこう語る。

「配球のすり合わせは“徐々に進んでいる”という印象ですね。そもそも、日本の捕手は投手の得意球を生かしたリードをするのが一般的ですが、メジャーはバッターの苦手コースやランナーの状況を優先するのが普通。バリテックもその例外でなく、オープン戦では大輔が『なぜ?』と首をかしげるサインがいくつかありました」

しかし、バッテリーの呼吸さえ合えば、それこそ「シーズン15勝は堅い」と両氏は口をそろえる。アメリカのメディアの論調も、今はこれと同様だ。 松坂の力をバリテックがどう導き出すのか…ふたりの“意思疎通”が注目されている。


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