プロ野球界・伝説のサードコーチャー

清原を殴った球界唯一の男!?伊原春樹が巨人を変える

2007.04.26 THU



写真提供/AFLO
ちょっと古い話になるが、3月のプロ野球・オープン戦でニュースになった出来事があった。巨人対楽天戦で、巨人の一塁走者が、なんとシングルヒットでホームインしたのだ。通常、エラーなどが絡まない限り、そんなケースはまず不可能。これ以前となると…「伝説の走塁」といわれた1987年の日本シリーズが思い出されるくらいだ。

実はこの2ケース、いずれも同じ人物が演出している。今季から巨人入りしたサードコーチャー・伊原春樹ヘッドコーチだ。伊原コーチが西武に在籍していた87年のケースは、巨人のセンター・クロマティの緩慢な返球を見通していた。今回は外野から返球を受けた楽天・高須が、ヒットを打った打者走者に気を取られたスキを突き、ゴーの指示を出したもの。他球団に今年の巨人は違うと思わせるには十分だった。

さて、このように名参謀のイメージが強い伊原コーチだが、一方では指導の厳しさでも知られている。「コーチは嫌われ者でなければならない。選手に好かれようと思ったら、お互い成長が止まりますよ」と本人が語るように、気を抜いたプレーには容赦なく怒号が飛ぶ。それもすべては選手に成長してほしいがため。「私も歳だから、だいぶオブラートにくるむようになったんだけどねぇ」とニヤッと笑う目はまだまだ迫力十分。さすが西武時代、あの番長・清原和博を唯一、殴った男(!)という逸話を持つ人である。ちなみにその件を(恐る恐る)確認してみると…。「まあ、30代の時は30代なりの指導をしていましたから」と意味深な答え。でも、否定はしないんですね(笑)。とにかく、今年の巨人はホームラン以外にも見どころが多いのは確か。

「巨人は強力打線ゆえに走塁への意識が低かった。でも今年は違う。盗塁数だけではなく内容にもこだわる。走塁という武器が加わるだけで、相手は余計な神経を使わなければならない。そんな小さなプレッシャーの積み重ねが1点につながるんです」

伊原コーチの爆発に期待!


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト