野村監督から知識と技術を吸収中!

楽天は田中将大だけじゃない新人捕手・嶋基宏に期待!

2007.05.31 THU



写真提供/時事通信
創設3年目を迎えた楽天。今季は甲子園を沸かせた田中将大に大きな注目が集まっているが、もう一人、魅力的なルーキーがいる。昨年の大学生・社会人ドラフト3巡目で国学院大から入団した捕手の嶋 基宏だ。

5月23日現在、楽天の成績は22勝24敗1分も、嶋がスタメン出場した試合に限ると、18勝15敗1分の好成績。バッティングとキャッチングはまだまだだが、配球やスローイングの評価が高い。盗塁阻止率はリーグ3位の成績を誇っている。ベンチでは、野村克也監督の近くに座り、愚痴やアドバイスに耳を傾け、知識や技術を吸収中だ。

嶋が捕手になったのは大学1年のとき。国学院大の竹田利秋監督から「嶋ほどの人間性や頭脳を持った選手はいない」と、内野手からコンバートされた。抜群のリーダーシップと広い視野を備えており、捕手向きの性格。さらに、ヒマさえあれば個人練習と読書と野球観戦に励み、頭脳と技術を磨いた。4年生秋には東都大学リーグでベストナインを受賞している。

人間性を表しているのが、主将歴だ。小学校から大学まで主将。どの指導者からも、絶大な信頼を得ていたのだ。しかも大学では4年生がいるなか、3年秋から主将を務めていたスゴイ男である。本人いわく「小学生のころから、気付いたら勝手にリーダーシップを取っている」という。

キャッチャーとしてわずか4年のキャリアでプロ入りをつかんだ嶋は、プロでかつての名捕手、野村監督と出会った。学生時代から、「野村監督の本はよく読んでいました」という嶋。これも縁なのだろうか。野村監督といえば思い出すのが、古田敦也との関係だ。ヤクルトの監督時代、当時ルーキーだった古田を正捕手に抜擢し、球界一の捕手に育て上げた。

野村監督は、かつての古田と同様、嶋をガマン強く使い続けている。数字的に新人王は微妙なところだが、人間性と頭脳で、将来の楽天を背負う捕手に成長していくことを期待したい。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト