日本代表入りした本田圭佑も習得!

“ブレ球”無回転シュートを打てるようになりたい!!

2007.06.07 THU

揺れて曲がって落ちて、時にはホップまでするサッカー界の魔球。それが“ブレ球”無回転シュートだ。マンガじゃあるまいし…誰もがそう思うところだろう。しかし、これは現実に蹴られ、ゴールを量産しているシュートなのだ。先日の五輪予選・香港戦でも、本田圭佑が左足で凄まじいブレ球を決めた。予測不能の変化に、キーパーは一歩も動けなかった。いったい、このシュートにはどんな力学が働いているのだろうか? フリーキックの研究で有名な筑波大学の浅井武先生に話を聞いてみた。

「無回転で進むボールの後ろには空気の渦(※写真参照 …R25本誌では写真が表示されています。)が発生します。蛇行した渦がボールを押したり引っ張ったりすることで不規則の変化が起こるんです。しかし、その原理はまだ解明されていません」

物理学的なことは難しくてわからないけれど、空気の渦とか、いまだ謎が多い部分とか、いかにも魔球チックでたまらない。

「目の前で見たけど、本当にスゴイ変化をしますよ。特にキーパー目線だと恐ろしいくらい。カーブやドライブは球の回転で弾道が読めるけど、このシュートは不可能。右に飛んできたボールが突然進路を左に変えたり、正面に来たとしても、胸でキャッチしようと思ったボールが顔面あたりまで浮いてくるんですから…まさに魔球です」

蹴り手ですら変化の行方がわからないというこのシュート。『キャプテン翼』に憧れてサッカーを始めた者としては当然トライしてみたくなる。蹴り方のコツはこうだ。(1)ボールの中心を、足の甲の頂点でインパクト(2)足を押し出すように、全身の体重をのせて蹴る。先生の指導のもと、1時間にもわたる蹴り込みを敢行。そしてついに…。

「いいですね。何本かブレてましたよ。ボールも無回転だったし。もっとキック力をつければ、試合で武器になると思いますよ」

小手先の“ちょいブレ”シュートではあったけど、かなり感動! でも、練習の成果はボール以上に震える足の筋肉に出てたりして…。


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