「ツアー・オブ・ジャパン」最終STを制覇

自転車ロードレース界の新星新城幸也の走りを見よ!

2007.07.05 THU



写真提供/AFLO
世界の強豪チームも参加した自転車のロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」。その最終第7ステージ、多くのファンが待つ東京・大井埠頭のゴールに真っ先に飛び込んできたのが、新城幸也(エキップアサダ)だった。

新城はキャリアわずか5年目の選手。しかし、昨年の世界選手権U23で日本人最高の14位に入ると、今年の全日本選手権ロードレース(6月24日)では、単独アタックを決めて、日本チャンピオンにも輝いた。

「負けず嫌いで、決してめげない選手。実力も可能性もありますし、幸也に勝てるチャンスがあるならアシストしようという雰囲気がチームにはありますね」と、浅田 顕監督も22歳のエースを評価する。

その新城が最大の目標にしているのが、世界最高峰のロードレース、「ツール・ド・フランス」(以下ツール)だ。とはいえ、日本と世界のレベルの差は大きく、日本人では今中大介(96年)が走ったことがあるだけで、日本チームの出場はない。

ツールに参加するには、本場ヨーロッパで実績を残す必要があるが、実業団チームでは国内レースが中心。昨年、浅田監督は日本初のプロチーム「Team・VANG」を立ち上げ、新城らとともにツール出場の夢を見た。しかし、資金集めがうまくいかず、1年ももたずに解散している。

それでも、「このチームでやりたい」という選手たちの熱意が伝わり、3社のメインスポンサーの獲得に成功。今春から「エキップアサダ」としてリスタートを切った。だが、まだ想定予算の半分程度しか資金は集まっておらず、個人スポンサー(一口5000円)やクラブグッズ販売などで資金を集めながら、ツールへの道を探っている。

「ロードレースを、もっとメジャーにしたいんです。石垣島出身なので、暑さには強いので、気温が上がると勝つチャンスは増えます。応援してください!」(新城選手)

“2010年ツール出場”がチームの合言葉。夢の実現を目撃するためにも、ロードレース界の王子に注目したい。


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