上田桃子が史上最年少で賞金女王に

百花繚乱の女子プロゴルフ“桃”の次に咲く花は?

2007.12.06 THU



写真提供/Getty Images/AFLO
今年の女子ゴルフは上田桃子がツアー史上最年少(21歳156日)で賞金女王に輝いた。地元・熊本でのプロ入り初優勝やアルバトロス達成、米ツアー優勝、それに2度のブログ炎上など、今シーズンの上田はいろんな話題を提供してくれた。そんな上田がゴルフを始めたのは小学3年生(9歳)の時。10歳で坂田信弘プロが主宰する坂田塾に入門し、高校卒業前からプロコーチ・江連忠の門下生に。そして05年のプロテストで一発合格を果たした。

“女王・桃子”の躍進を支えたのはパットだった。昨シーズンの平均パット数は1.8548で26位。それに比べ今シーズンは1.7796で2位と急上昇している。それに、なんといっても彼女の魅力でもあるのが気持ちの強さだ。小学生から筋金入りの負けず嫌いで、紙に「根性」と書いて部屋に貼り、落書きでも「根性」の文字で紙をいっぱいにしていたほど。1度目のブログ炎上はプレーオフで惜敗した際のぶ然とした態度が原因だったが、アレも気持ちを全面に出す“彼女らしさ”だったのだろう。

それにしても、シーズンごとにニューヒロインが誕生する女子ゴルフ。続々と新しい才能が開花するのはなぜか? 背景にはジュニアの育成システムが機能してきたことがある。特に九州・沖縄は最も盛んで、体育の授業でゴルフがある小学校があったり、練習場やゴルフ場でもジュニアが格安でプレーできる環境が整っている。最近では全国的にジュニア育成が活発になっているが、ひと昔前からこういった環境がある九州・沖縄のジュニアがメキメキと力をつけ、プロとして活躍しているわけだ。

今年の女子ゴルフは、上田だけでなく佐伯三貴や飯島茜、有村智恵、三塚優子、原江里菜など20代前半の選手の活躍が見立ったシーズンだった。上田は来シーズン、米ツアーに参戦するが、来年以降の国内女子ゴルフにも“桃”に続く花が咲きそうな香りが漂っている。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト