進退をかけた15日間が始まる…

朝青龍 is back!2場所休場のブランクは?

2008.01.04 FRI



写真提供/Koichi Kamoshida/Getty Images/AFLO
あの男がいよいよ帰ってくる。夏巡業の休場届を提出しながら、母国モンゴルでサッカーに興じていたことが発覚。2場所の出場停止と九州場所千秋楽までの謹慎という処分を経て、11月30日に日本へ帰国、「皆様にご迷惑をおかけしたことを、心からお詫び申し上げます」。謝罪会見を行った横綱・朝青龍だ。その足で横綱審議委員会へ出向き、平身低頭。改心ぶりをアピールしたが、会見では時折、記者の質問にいら立ちを見せた。

実戦から遠ざかって約4カ月ぶりとなる、12月2日の大分県豊後大野市での冬巡業。歓迎ムード一色の会場で、渦中の男は記念撮影やサインに気軽に応じるなど、イメージチェンジに努めた。「久々にみんなと会えたし、美味しいものを食べた後って感じだね」と、しばらくぶりの土俵での稽古にも満足そうだった。久々のまわし姿を見た限りでは、体の張りは以前と変わりなく、筋肉も落ちてない。初日は平幕の嘉風に胸を貸す程度だったが、翌日の柳川巡業では若手を捕まえ全開モード。15番の申し合いは、13勝2敗とまずまず。しかし、一部関取衆の間からは、「体が少し小さくなった」「軽くなった感じ」などという声も。

優等生ぶりを発揮していたが、4日の天草巡業では、吊り落としを見舞った鶴竜にケガを負わせ、帰京後の10日には、出稽古に行く予定だった友綱部屋から門前払いを食うなど、お騒がせぶりは相変わらず。おまけに右足首には「全治4週間」という爆弾も抱えてしまった。復帰する初場所は、序盤で負けが込めば進退問題に発展することは必至。ある親方は「力士は1場所休めば取り戻すのに3カ月、2場所だと半年かかる。それぐらい大変なのが常識」と話す。

懸念材料もあるが、気力の充実ぶり、ここまでの調整ぶりを見ていると、優勝争いに絡む可能性も大というのが関係者の一致した見方だ。良くも悪くもこの男に角界の常識は通じない。賜杯を抱えながら両手でVサイン(優勝22回の意味)している姿が、今から強烈に目に浮かぶ。


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