福留、グライシンガー、ラミレスは?

有力選手の移籍が相次いだ08年球界ストーブリーグ詳報

2008.01.17 THU



写真提供/時事通信
来シーズンに向け、実りある補強を推し進めたい各球団と、転機を求めて移籍を希望する各選手。それぞれの思いが交錯するなか、今年もビッグな移籍が相次いだ。まずは各球団の戦力補強について、プロ野球の戦力分析に詳しい木野義晴氏に印象を聞いてみた。

「抑えのクルーン(元横浜)に先発のグライシンガー(同ヤクルト)、そして右の強打者・ラミレス(同)を獲得した巨人には度肝を抜かれました。ただ、投手陣の充実はともかく、ラミレスをどう使うのかが心配。外野手として守備力に不安が残るのですが、李承 がいるので一塁は無理…原監督はさぞオーダーに悩むでしょう」

巨人の大投資は、冬のスポーツニュースを席巻したものだ。しかし同氏によれば、地味ながらも効果的な補強を果たしたのは、むしろ他球団だったという。

「金村 曉(日ハム)と新井貴浩(広島)を獲得した阪神は、先発のコマ不足と衰えを見せ始めた今岡 誠の三塁を埋める、非常に理にかなった人選でした。また濱中 治(阪神)、カブレラ(西武)を獲得したオリックスも、昨年パ・リーグ2位だったチーム本塁打数(119本)をさらに伸ばすような、火力重視の面白い補強をしましたね」

では、FA宣言した選手についてはどうだろう? 実績のある選手しか得ることのできないFA権。彼らのほとんどは、大リーグへの挑戦を希望したが…。

「うれしいことに、今は岡島秀樹や斉藤隆のおかげで、日本人ストッパーの株が急上昇している時期。小林雅英(ロッテ)らは、日本の球団以上の年俸をうまく獲得しました。ただ、野手である福留孝介(中日)の評価(推定年俸約14億円)は素直に驚きです。これで下手な成績を残すと、活気づいた日本人市場を冷ましかねませんよ」

大きな期待をかけられて、結果を残せないようではプロの名折れ。福留孝介に限らず、今冬のストーブリーグを賑わせた彼らの来季には、シビアな視線が送られること必至だろう。


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