完走たった8台のサバイバル・レース

中嶋一貴、粘りの6位入賞!08年F1は波乱の幕開け

2008.03.19 WED



桜井淳雄=写真photography ATSUO SAKURAI
中嶋ジュニア、いきなりの6位入賞! 3月16日、メルボルンで行われたF1開幕戦オーストラリアGPで、今年からウイリアムズ・トヨタのレギュラードライバーに抜擢された中嶋一貴が早くも3ポイントを獲得。注目のなか見事、ファンの期待に応えてみせた。

スタート直後に他のマシンのスピンに巻き込まれてフロントウイングを破損してしまい、予定外のピットインで一時は最後尾近くまで順位を落とすなど、決して順調とはいえなかった中嶋の初戦だったが、そこから父・中嶋悟譲り(?)の粘り強い走りでジワジワとポジションを上げ、リタイアやアクシデントが続発する荒れたレース展開の中でポイント圏内へと進出!

レース終盤、予選2番手からスタートしたBMWのロバート・クビサに追突して再びノーズ交換を強いられるというアクシデントがあったものの、再びコースに復帰して7番手でゴール! しかも、中嶋の前でフィニッシュしたホンダのルーベンス・バリチェロがその後に失格処分を受けたため、繰り上げで6位入賞というあたりに、彼の「強運」を感じずにはいられない。

ちなみに、圧倒的な強さでこの日のレースを制したのは、マクラーレンのルイス・ハミルトン。一方、開幕前のテストでは優位を予想されたフェラーリは度重なるトラブルで思わぬ苦戦を強いられ、キミ・ライコネンとフェリペ・マッサが2台揃ってリタイアを喫し、代わりにBMWのニック・ハイドフェルドが2位、3番手には中嶋のチームメイト、ニコ・ロズベルグが入り、記念すべき初表彰台を決めるなど、2008年のF1は予想以上の大混戦模様だ!

また、深刻な資金難でオーストラリアGP直前まで、参戦が危ぶまれていたスーパーアグリもイギリスのマグマグループによる買収が決まり無事、昨年と同じく佐藤琢磨、アンソニー・デイビッドソンのコンビで活動を継続。今回は2台ともリタイアに終わったものの、どうにかチーム消滅の危機を脱することができた。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト