北島康介、柴田亜衣らの仕上りは?

北京五輪代表が決定!日本競泳陣の実力

2008.05.08 THU



写真提供/中西祐介/アフロスポーツ
4月15日から行われた日本選手権で、31名の北京五輪競泳代表が決まった。国際水泳連盟が定める参加標準記録のはるか上に設定された記録をマークしたうえで2位以内に入る。そんな厳しい選考条件を一発勝負でクリアしなければいけない大会は、悲喜こもごものドラマを生んだ。

そのなかで久しぶりに好調な姿と、北京への期待を見せたのが北島康介だった。

04年アテネ五輪2冠獲得後は、故障などで力を発揮しきれていなかった彼だが、目標の北京が迫ってきて気力も充実。キックだけでなく腕の掻きも生かした新泳法で、100mは日本新こそ逃したが59秒台を3連発し、200mは世界記録に0秒34と迫る日本新をマーク。この種目5年ぶりの自己新で気持ちも乗り、世界記録保持者・ハンセン(アメリカ)追撃態勢も整った。

一方、もうひとりのアテネ五輪金メダリスト、自由形の柴田亜衣は苦しい代表権獲得だった。昨年末に痛めた腰の影響で泳ぎが小さくなり、400mは優勝したものの、五輪出場が認められる派遣標準記録に届かず。もう後のない800mで、400mを通過してから開き直ったように大きな泳ぎを取り戻して代表の座を手にした。女子自由形の世界のレベルは上がっているが、指導する田中孝夫監督は「800mなら、泳ぎを修正すれば戦える」と話す。彼女の連続メダルは、今後の強化と調整にかかっている。

他にも女子200mバタフライでは中西悠子が2分06秒38の日本新を出し、女子背泳ぎでも100mは伊藤華英が59秒83の日本新。200mも中村礼子が2分08秒80とハイレベルな記録で優勝して期待を膨らませた。だが、ともに世界は、今年になって好記録が続出している種目。メダルを確実にするには、まだまだ油断できない。

31人中五輪経験者は8人だけという若いチーム。本番までに、各選手がそれぞれの課題を意識し、もう一段、成長することが必要だろう。


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