高校選手権で史上最多の10得点!

日本の決定力不足の救世主!?J1鹿島・大迫勇也の潜在能力

2009.02.19 THU



写真提供/共同通信社
日本サッカー界の将来を担う大器が、いよいよプロの舞台へ踏み出す。鹿児島城西高から鹿島アントラーズに入団した大迫勇也だ。今年の高卒ルーキーといえば、プロ野球の巨人にドラフト1位で指名された大田泰示が話題を集めるが、大迫も負けてはいない。

17年目を迎えたJリーグの歴史でも、とびきりの逸材だ。先の高校サッカー選手権では6試合で10得点をマークし、平山相太(FC東京)らが持つ1大会最多得点記録を更新した。チームは惜しくも決勝戦で敗れたが、大迫は大会の話題を独占した。

182cmの長身を生かしたポストプレーに優れ、左右両足で正確なシュートを打てることから、高原2世といわれてきた。しかし、あっという間にトップギアへシフトできる爆発的なスピードは、高原直泰(浦和)にはない魅力だ。中盤に下がってゲームを組み立てたり、ラストパスを出すこともできる。大迫と同じく高卒選手で、後にW杯に出場した城 彰二や柳沢 敦(現京都)らと比べても、まったく見劣りしない。

鹿島入りという選択は、さらなる成長を促すだろう。DF内田篤人、MF小笠原 満男、FW興梠慎三ら新旧の日本代表が揃う鹿島は、チーム内の競争がひと際激しい。本山雅志や小笠原ら優れたMFの多いチームだけに、若いFWは多くのことも学べる。

また、鹿島はアジアチャンピオンズリーグに出場するため、他チームより試合数が多い。選手を入れ替えながら戦っていく必要があり、大迫にもチャンスはあるはず。練習で鍛えられ、実戦で磨かれるという理想的なサイクルに身を置けるのだ。

過去に高卒ルーキーで2ケタ得点を記録したのは、94年の城ひとりしかいない。だが、大迫なら新たな歴史を刻めるだろう。フランス代表のアンリを目標とする18歳には、日本代表の岡田武史監督も注目している。2012年のロンドン五輪を目指す世代だが、10年の南アフリカW杯出場も夢ではない。この男なら本当に、日本の決定力不足を解消できるかもしれない。


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