W杯アジア地区予選終了。いよいよ本選へ

日本がW杯で勝つために取り組むべきこととは?

2009.06.18 THU



写真提供/AFLO
6月17日のオーストラリア戦で、南アフリカW杯アジア最終予選が終了した。日本は6日のウズベキスタン戦で4大会連続のW杯出場を決めており、決定後の2試合は主力を温存する余裕の予選突破となった。

岡田武史監督率いる日本は、「W杯でベスト4進出」という目標を掲げている。02年大会の16強が過去最高の日本には、なんとも壮大な目標設定だ。

日本が目ざすサッカーは、素早い攻守の切り替えとしっかりとしたパスワークをコンセプトとする。「今はトライの時期」と位置づける岡田監督は、目前の結果を追求しつつ、コンセプトの徹底をはかってきた。1‐1の引き分けに終わった10日のカタール戦で、終盤に力ずくのパワープレーを仕掛けなかったのも、パスをつないでいく自分たちのコンセプトに沿って得点を狙おうとしたからだった。

ただ、気になるのは速さを追求するあまりに、プレーが慌ただしい傾向も見受けられることだ。落ち着いてやれば防げるミスが少なくない。「速さ」と「正確性」の両立こそは、世界へ飛び出す日本の最重要課題である。

もうひとつ気になるのは、今後の強化スケジュールだ。予選突破とともに世界の強豪と対戦するのが過去のパターンだったが、2011年のアジアカップ予選が11月に2試合、来年1月に1試合あり、2月には東アジア選手権も行われる予定だ。最終予選が終わったにもかかわらず、依然としてアジアの国々とのゲームが続くのだ。

それだけに、世界の強豪とのテストマッチが重要な意味を持つ。9月上旬にはオランダで、同国代表とガーナ代表と対戦する。世界における現在地を見極め、本番へ向けた課題を明確にしたい。前回大会を知る大黒柱のMF中村俊輔は、「本番までの1年で、いきなり足が速くなったりすることはないから、今までやってきたことの質を高めることが大切」と分析する。今後はテストマッチの結果に左右されず、目ざすサッカーをブレずに追求していくべきだろう。


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