殻を破るなら旅に出ろ! のホント

第9回 はじめての海外。基本装備とは!?

2009.11.20 FRI

殻を破るなら旅に出ろ! のホント


インド洋に浮かぶリゾートアイランド“セイシェル”を取材(!?)中の山下マヌーさん。第4回の『彼女の手前、ハズしたくないホテル選び』以来、2度目の登場です

旅の達人・山下マヌーさん直伝!海外ひとり旅の基本装備



今回のテーマは、はじめてのひとり旅を楽しく過ごすための“基本装備”について。250回以上の海外渡航歴があるという旅行作家の山下マヌーさん! ワタクシ、渡 歩(わたり・あるく)、来月あたりにカンボジア3日間のひとり旅をする予定なんですが、いったい何を持っていけばいいんでしょう?


「オトコひとり旅なら、できるだけ持ち物を少なくして、身軽に動けるようにしておきたいね。カンボジアは暖かい国だから防寒具もいらないし、物価もすごく安いので、消耗品は現地で調達すればいい。バックパックにTシャツ3枚とパンツ3枚、短パン1枚だけ詰め込んで、ポーンっと行っちゃえばいいだよ」

いわゆるバックパッカー的な装備ってわけですね。でも、温泉旅行に行くわけでなし、ちょっと気軽すぎやしませんか?

「いやいや。3日間ほどの旅なら、20~30リットル程度のバックパックで十分。自分なら預けた荷物の盗難防止やピックアップの手間などを考えて、機内に持ち込めるサイズのバッグを選ぶね。旅の時間が限られている分、やっぱり身軽さを優先したい。ただし、ほとんどのバックパックはカギがかからないので、ホテルに置きっぱなしにする時などのために、南京錠やチェーンキーのひとつくらいは用意しておくこと」

なるほど。ちょっと調べてみたところ、機内に持ち込めるバッグのサイズは航空会社によって異なるものの、タテ×ヨコ×高さの合計が115cm程度というのが一般的な様子。これなら以前、富士山登山用に買ったリュックがぴったりかも!

ちなみに、旅慣れた友人が「パスポートと航空券とお金だけ忘れなきゃ問題ない!」なんて豪語していたのですが、ほかにも必要なモノってありますよねぇ…。
来月訪問予定の、カンボジア・アンコールワット遺跡の様子。旅のベストシーズンは、雨が少なく、比較的涼しい11月上旬~1月下旬。涼しいといっても、日中は30度を上回ることもザラなので、Tシャツ&短パンでOKらしい
「カンボジアの場合だと、『観光ビザ』が必要だよね。これは、プノンペンやシェムリアップの空港でも取得できるけど、日本のカンボジア大使館で事前に取得 しておいた方がスムーズ。取得方法などはカンボジア大使館のホームページに詳しく書いてある。それからカンボジア3日間なら、現金は1万円あれば十分。あ とは、クレジットカードや現地のATMを利用できる国際キャッシュカードを持っていると便利だね」

ふむふむ。観光ビザとカード類…と。
あ、そういえば、海外旅行保険ってどうなんでしょう? 万が一に備えて…。

「もちろん加入していた方が安心だね。特に、欧米のように医療費が高い国を旅する場合は必須。アメリカなんて、“盲腸1回100万円”なんていわれている ほどだから。ただ、比較的物価の安い東南アジアの国々だと、少々病院の世話になっても、そこまで多額の医療費を請求されることは少ないはず。クレジット カード付帯の海外旅行保険でカバーできるケースも多いね。まずは、自分の持っているクレジットカードの海外旅行保険の内容を確認してみること。また、万が 一盗難や事故に遭った時のために、保険会社の連絡先やクレジットカードの番号などを控えておくことも忘れずに」

うーん、なるほど。というわけで、旅の賢人・山下マヌーさんに学ぶ海外旅行準備術。
ひとまずおさらいです!

・オトコひとり旅なら身軽さ重視のバックパッカースタイルで!
・パスポート、観光ビザ、航空券、カード類などのナンバーやコピー、控えを忘れずに。
・出かける前に、クレジットカードに付帯する海外旅行保険の内容を確認すること!
デジカメに興味津々のパキスタンの子供たちの様子。デジカメは撮影するだけでなく、液晶を見せることでコミュニケーションツールとしても使えるとか。写真はもちろん、動画も反響が大きそう!

海外旅行をするときは彼女のお宅を訪問する気分で!



海外渡航経験250回以上の旅行作家・山下マヌーさんによると、カンボジア3日間のオトコひとり旅なら、身軽さ重視のバックパッカースタイルで! とのこと。さっそく、Tシャツ3枚、パンツ3枚、短パン1枚を自分の富士山登山用バックパックに詰めたところを想像してみたんですが、もうちょっと何か入れられそうな気がします…。マヌーさん!なにか現地でのコミュニケーションに役立つアイテムってありませんか? たとえば折り紙的な、かさばらないモノ。

「あぁ、それならデジカメはすごく手ごろなコミュニケーションツール。写真を撮影した液晶画面を見せてあげるだけで、あっちの子供たちはビックリするぐらい喜んでくれるから。あと、東南アジアの女の子に喜ばれるのは、日本の女性向けファッション誌かな」

ほほぅ。デジカメと女性ファッション誌…と。
あのぅ。下心なしでお聞きしたいのですが、カンボジアの女子って、日本人に興味があるんですかね?

「うーん。女子に限らず、東南アジアのホテルで働いているスタッフって、わりと『日本のことを勉強したい!』っていう人が多いだよね。彼らと知り合いになれば、『日本語を教えるかわりに、カンボジア語を教えてよ』なんてことにもなるし、もっと親しくなれば、地元民しか行けないような場所やレストランに連れていってもらえるかもしれない。旅行がさらに楽しくなるのは間違いないね」

おぉ。そういうのって“旅”な感じですね! ところで今さらの質問で恐縮なんですけど、そもそもひとり旅って何をしたらいいんですか? 時間、もてあましちゃいませんかね?

「ビールでも飲みながら、ぶらぶらしていればいいと思うんだけどね(笑)。まぁ、もてあましてしまうなら、自分に何かミッションを与えることかな。屋台料理を制覇する! でもいいし、1日目は500円、2日目は1000円、3日目は1万円使う! …って感じで、日ごとに予算を決めて使い切ってみるのも面白いと思うよ」

あっ。それは本連載第4回で、マヌーさんが教えてくれた「彼女と行くなら安宿~中級ホテル~高級リゾートを泊まり歩け!」というアドバイスに通じるメリハリ旅行術ですね! 

「そうそう。やっぱりピンからキリまで、いろいろな文化に触れるのが旅の魅力だからね。それに、せっかくのオトコひとり旅なら、彼女連れだと躊躇(ちゅうちょ)しちゃうような屋台など、ローカルな場所にもガンガンチャレンジできる。1日500円しか使えないとなると、いくら物価の安いカンボジアといえどもいろいろ工夫が必要だからね」

ローカルな場所にガンガンかぁ…。なんせ言葉の通じない場所に行くのがはじめてなわけで…。屋台を前に足踏みしている自分がありありと想像できるのですが…。
カンボジアのお隣、タイの屋台の様子。山下マヌーさんいわく、ローカルな雰囲気を気の向くまま楽しめるのも、オトコひとり旅の大きな魅力のひとつなのだそう
「まぁ、言葉の通じない外国で、自分は何もできない…。そう実感するだけでも旅する価値はあるし、それがひとり旅の醍醐味のひとつ。彼女や友だちと一緒に旅をすると、そういう無力感や寂しさって、中和されちゃう。でも、ひとり旅だと全部受け止めなきゃいけないからね。それに、日本で暮らしていたら、3日間もひとりっきりになる機会って、なかなかない。実はすごく貴重な時間なんじゃないかなぁ」

なるほど。そこがオトコを磨くってことにつながるわけですね! 
最後にマヌーさん! 海外を旅するうえで大切な心構えをひとつ伝授してください!

「とにかく、訪れた国の人や文化を尊敬することを忘れないこと。海外旅行って、はじめて彼女の部屋に遊びに行く感じだと思う。そういうドキドキ感と敬意を持っていれば、きっと良い旅ができるんじゃないかなぁ」

押忍っ!その言葉を肝に銘じて、カンボジアひとり旅へ、行ってきます! 第4回に続いて、2回目の登場となった
旅行作家の山下マヌーさん。
これまで250回以上も海外を経験した
旅の達人と話をしていると、
海外も国内も、根本的に大差ないんじゃない?
なんて、気分になってくるから不思議です。

もちろん、治安面での対策も必要だし、
言葉の問題も文化の違いもある。

でも、飛行機乗って、誰かと話をして
飯食って、観光して、無事帰ってくる。
それだけのような気分なんですよねぇ。
いや、それだけなのか。

海外未体験のワタクシ、渡 歩。
いよいよ次回、世界へ旅立ちます!

うっし。エクスペディアで宿決めっぞー!
旅の魅力を探る本連載では、今後も
海外旅行における実践的なノウハウも調査していく予定です!
みなさんも気になることがあれば、どしどし投稿よろしくお願いします!

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