恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第31回

デートの誘いにOKをもらうためには?

2011.07.06 WED

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


フランスの心理学者による“ナンパ実験”によって、その効果が実証されたイエス・イエス法。さっそくこれを駆使して、意中の異性とデートの約束を取り付けよう! 写真提供/PIXTA
以前から気になっていたあの子をデートに誘いたい! …そんな願望を持っていながらも、実際に行動を起こすのは、いくつになっても勇気が必要なもの。

「今度、ふたりで飲みに行かない?」。その、たったひと言がなかなかいいだせないのは男として情けなくもあるが、誰だって負け戦は避けたいのが本音だろう。せめて、少しでも勝率を上げられる材料があれば…。心理学者の内藤誼人先生に相談してみよう。

「人に何かを尋ねる時は、単発で質問をするよりも、2つ以上の質問を組み合わせるのがコツなんですよ。それも、まず間違いなく相手がYesと答えてくれる質問を先に持ってくるのが鉄則です」

最初の質問でYesと答えさせることで、次の質問のハードルが下がる。これを心理学の世界でイエス・イエス法(またはイエス誘導法)と呼ぶのだと内藤先生は解説する。

「たとえば、まず『イタリア料理、好き?』と聞いて『うん』と答えさせておいて、『今度一緒に行こうよ』とやる。最初から『今度、一緒にイタリア料理を食べに行かない?』と聞くよりも、相手はスムーズにYesと答えやすいはずですよ。これには心理学的な裏付けもあるんです」

内藤先生によれば、これはフランス・ブルターニュ大学の心理学者、ニコラス・ゲイガン氏が行った実験に基づいたもの。この実験では、街中で見かけた煙草を吸っている二十歳前後の女性にランダムに声をかけ、「一緒にお茶でもいかが?」と誘うのだが、その前の質問にバリエーションを持たせて、“ナンパ”の成功率を測った。

「その結果、最初に『火を貸してもらえませんか?』と聞いてからお茶に誘った場合の成功率が15.0%。誰でも知っている地名を挙げ、『○○ってどこですか?』と聞いた場合は15.8%。これに対し、前置きなしでいきなり誘った場合の成功率は、わずか3.3%に過ぎませんでした。人は最初にYesと口にすることで、心理的な壁が取り払われる生き物なんですよ」

これは恋愛に限らないだろう。ビジネスシーンでも、商談の上手い人は本題に入る前の雑談からして上手なもの。イエス・イエス法、常に心がけておいて損はなさそうだ!
(友清 哲)

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