恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第54回

女性に優しく…はほどほどに!?

2011.12.14 WED

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


いつでもどこでも「優しさ」を前面に出すばかりが男の役割ではない。時には彼女の力を頼ることで、相手は人間としても女性としても一皮むけるのだ 写真提供/PIXTA
「彼女が欲しい!」と声高に叫ぶ人は多いけれど、恋愛とは決して付き合うこと自体がゴールではない。関係を少しでも長続きさせ、さらなる先を見据えられるのが理想的だ。

そのためには、彼女との良好な関係を持続させる必要がある。やはり、昔から「気は優しくて力持ち…」というから、何年寄り添っても常に優しい男でいられるよう心がけるのが一番かもしれない。

「いえ、女性に優しくしすぎるのも考えものですよ。“女性には優しく”というのが社会的な通念であるのは間違いありませんが、実際にはその優しさによって、無能感を覚えてしまう女性が少なくないことを表す、心理学的なデータが存在していますから」

そう釘を刺すのは、心理学者の内藤誼人先生だ。優しさが仇となる? これは一体どういうことだろう。

「ベルギーのリェージュ大学の心理学者、マリエル・デュモン氏が女子大生を対象に、次のような調査を行っているんです。まずAグループの女性には、“女性だから親切にされたエピソード”を筆記させ、Bグループには逆に、“女性であるから差別を受けたエピソード”を筆記させました。そのうえで、両グループに“自分が無能と感じたエピソード”を挙げさせたところ、Aグループは平均11.19個のエピソードが挙がったのに対し、Bグループは5.67個にとどまったのです」

もちろん、優しくされてうれしくない女性は少数派だろう。しかし、このデータからは、親切にされた思い出を想起することが時に、無能感を高めてしまうことがうかがえる。あまり手厚く扱われてばかりでは、いつしか女性は「私は一人では何もできないのかも…」と自信を失ってしまう可能性があるのだ。

「お付き合いしてそれなりの時間が経っているカップルならなおさら、時には男性が彼女を頼るシーンもあるのが自然。女性だって、好きな男性の手助けをし、必要とされることで自信をつけ、成長するんです。これは子育てにも通ずる法則ですよね」

愛する彼女のために献身的に尽くすばかりが優しさではない。ときには彼女に便り、支え合うことも必要だ。男性諸君、よく肝に銘じておこう。
(友清 哲)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト