恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第89回

恋愛が欧米化すると晩婚化も進む?

2014.08.23 SAT

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


現代の日本人は恋愛において、スペックより愛情を重視する。高学歴であったり高収入であるからといって、結婚は安泰ではないのだ 写真提供/PIXTA
念願の恋人ができても、「結婚までは考えられない」「きっかけがない」などと、ずるずる独身生活を続けている人は多い。結婚は人生の一大事だから慎重になって当然だが、それでも時に、周囲のカップルの踏ん切りの悪さにやきもきさせられる。

「それはきっと、日本人の恋愛観が欧米化していることに理由があると思いますよ」

そう語るのは心理学者の内藤誼人先生だ。恋愛観が欧米化!? これは一体どういう意味だろう。

「米カルフォルニア大学の心理学者ロバート・レビン氏が、11カ国の大学生を対象に興味深い国際調査を行っています。レビン氏はすべての調査対象者に対して、“経済力やルックス、性格など、理想的な条件を満たしていれば、愛していなくても結婚できますか?”とアンケートを取りました。その結果、インドやパキスタンなどのアジアの国では、過半数が“結婚できる”と答えたのに対し、欧米諸国と日本はわずか2.3%にとどまったそうです」

皆さんも、この問いの答えを考えてみてほしい。ちなみに筆者の答えは、やっぱりNOである。心のどこかに、少しくらい条件が悪くても、燃えるような恋愛を経てゴールインしたいという願望があるからだ。

「古くからお見合いというしきたりを持つ日本では、家柄重視の結婚が普通に行われてきました。対照的に、恋愛感情を重視するのは、もともと欧米的な考え方といっていいでしょう」

戦後、食文化や風習が欧米のスタイルに近づいたように、結婚観もまた欧米化が進んでいる。その結果、最後にモノをいうのは家柄やルックスなどの条件よりも「愛」になったというわけだ。なんだか勇気づけられる話だと思いませんか?
(友清 哲)

※この記事は2012年8月に取材・掲載した記事です

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