恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第148回

相手に近づくほど好感度は上がる!?

2014.10.17 FRI

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


人は近い距離にいる相手にほど、高い好感度を持つ傾向がある。ただし、もともと苦手な相手に近づかれるのは逆効果。あくまで、もともと好印象を持たれている前提があってこその心理効果と心得よう 写真提供/PIXTA
長らく思いを寄せていた相手に、満を持して告白! …そんな大勝負を仕掛ける場合、どんなシチュエーションを演出するのがベストなのだろう?

できるかぎりロマンチックな雰囲気をつくった方が成功率は上がる気がするが、相手の好みもあるから難しい。より確実に、少しでも印象をよくする方法はないものだろうか。

「そういう場合は凝った演出をするより、相手との物理的な距離をなるべく縮める努力をする方が効果的かもしれませんよ」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生だ。ただ距離を詰めるだけで、本当に効果があるのだろうか!?

「カナダ・オタワ大学の心理学者ナタリー・リカルド氏が、社交ダンスを教えるダンススタジオで、90名の男女を対象に、ちょっと面白いアンケート調査を行っているんです。質問したのは、ずばり、一緒にペアを組んでいる異性の好感度。ただしリカルド氏はここで、半分の45名には休憩中にヒアリングし、もう半分にはあえて踊っている最中、つまり2人が密着している状態で質問をしています。すると興味深いことに、前者よりも後者の方がパートナーに対して高い点数をつける傾向が、明確に表れたそうなんです」

いずれもパートナーが居合わせる場で質問していることに違いはないから、この結果の違いは単に“お世辞”ともいいきれない。では、休憩中とレッスン中で何が違うのかといえば、それは物理的な“距離”だ。リカルド氏はこの調査から、人は物理的に近い距離にいる相手にほど寛大な採点をする傾向があると結論づけているという。

よく、人は“パーソナルスペース”という、心理的に自分の居場所とする領域を持つといわれるが、このパーソナルスペース内にいる相手を、人は無意識に受け入れているのだと内藤先生は補足する。

「もちろん、だからといって気心も知れていない相手のパーソナルスペースに入ると、かえって不快感を与えてしまい逆効果。その意味で、距離感は相手との関係のバロメーターになります。少しずつデートを重ね、自然に距離を縮められる段階まで関係を育むことができれば、告白の成功率も上がると考えていいでしょう」
(友清 哲)

※この記事は2013年10月に取材・掲載した記事です

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