恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第208回

「毒舌キャラ=人気者」という幻想

2014.12.15 MON

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


他人を面白おかしくネタにすることで、その場は盛り上げられたとしても、じつは自分のイメージを著しく低下させているかもしれない。ご注意を! (写真提供/PIXTA)
どこの世界にも耳の早い人というのがいるもので、キャッチしたゴシップを、「ここだけの話だけど…」と話題提供する人が、きっと皆さんの身近にもいるだろう。

テレビのバラエティ番組を見てもわかるとおり、ゴシップというのは、ある意味で鉄板ともいえる話題だ。誰と誰が付き合っている。誰々は今、こんな問題を抱えているらしい。こういったネタに遠慮無く切り込む毒舌キャラは、いつの時代にも一定のポジションを確立している。日頃からマメに人付き合いをこなし、そうしたネタをストックしておけば、異性との話のタネに事欠かないかも!?

「話題が豊富なのはいいですが、他人を題材にするのは注意が必要ですよ。他人の不幸は蜜の味といわれますけど、これは発信する側のイメージを損なう行為でもあります。相手とのトークを盛り上げようとして、かえって自分の評価を下げては元も子もないですからね」

そう忠告するのは、心理学者の内藤誼人先生だ。これは心理学的な実験でも証明されているという。

「カナダのウエスタンオンタリオ大学の心理学者、バートラム・ガウロンスキ氏が17人分のキャラクターを設定した、シナリオ実験を行っているんです。シナリオはそれぞれがAさんについてのゴシップを語るもので、内容は大まかに、Aさん褒めているものと、おとしめているものの2パターン。ガウロンスキ氏はそれぞれ、傍観者が語り手の印象をどう捉えるのかを測定しました。その結果、Aさんにとって不利益な情報を語ったり、あるいはAさんをおとしめるような情報を語った場合は、軒並み語り手の好感度が下がっていることが確認されたそうです」

たしかに陰口というのは、聞いていて気持ちの良いものではない。なにより、他人のゴシップを楽しそうに語る人に対しては、“自分もどこかでこうしてネタにされているかも…”と疑心暗鬼になってしまう。

「テレビ番組などでは毒舌キャラのタレントが活躍していますが、これはあくまで仮想世界だからこそ。日常生活においてゴシップや毒舌は、非常にリスクが高いと心得ておくべきでしょう」
(友清 哲)

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