ジャケットスタイリングは“正解”じゃない!?

プロに聞く!合コンで好印象を得る、裏ワザ着こなしテク

2017.03.28 TUE


カジュアルなカーディガンを、スラックスで上品にあえて合わせる。ジャケパンが多い合コンのスタイリングのなかで、ちょっと目を引く大人のハズシといえそうだ。
イラスト:佐野さくら
独り身男性に定期的に訪れる“ドレスコード”のあるプライベートイベントといえば、結婚式かもしれない。しかし身だしなみひとつで運命を分ける可能性がある大一番というと、やはり合コンだ。気張りすぎると浮くし、気を抜きすぎると論外の判定が下りかねない。実は繊細なスタイリングが求められる。

果たして何が正解なのか…ここは手っ取り早く女子に聞こう!ということで、会社員女性4人に集まってもらい、覆面座談会を行った。

A子(28歳・編集者)「スーツ用とか、平日用のジャケットを着回しているのはあり得ないですよね。たとえばジーンズ姿に、明らかにスーツジャケットとか見ちゃうと引く(笑)」

B子(26歳・ウェブ制作)「服装ってライフスタイルが垣間見えるじゃないですか。この人スポーツやってるのかな、とか。そういうヒントはあえて忍ばせておくのはアリですよね。でもサーフィンやってるからって、サンダルで来られるのはナシ!」

C子(27歳・営業)「そういう意味では、なんかお坊ちゃん風のキッチリ系ポロシャツで来られたりすると、『ああ、お母さんに買ってもらっているのかな…』とか想像しちゃう!」

(一同爆笑)

D子(32歳・ウェブ編集)「でもやっぱり、やりすぎ感があるのはどうかと思いますよね。トレンド感を押さえろとはいわないまでも、ギラギラしたアクセサリーとかドッグタグとか付けていると、『いつの時代だよ!』って思ったり。おとなしめでもフェイクレザーの縦型ボディバッグで来られたりすると、某ファッションビルで買ったように見えて『大学生かよ!』って思ったりする」

B子「何にせよ、一番目が行くのは清潔感ですよね。普段スーツ姿でいるなら、休日もキチンと清潔感のある格好をしてほしいですね。平日はスーツでおとなしいのに休日はツンツンな髪型とか、ギャップ萌えの真逆路線かも」

…思うところはあるだろうが、女性の偽らざる視点だ。平日ならスーツが制服代わりでも、ほぼ“自由演技”の休日ともなると、困ってしまう人も多いハズ。「普段スーツ姿の同僚の休日の服装を見て、ガッカリしたことはある?」というアンケート調査(20~30代会社員女性200人を対象にR25調べ。協力/アイリサーチ)によると、「よくある」が14.0%、「たまにある」が36.5%で、「まったくない」の49.5%を僅差で「ある」が上回った。およそ2人に1人の女性がそういう経験をしているのだから、“休日合コン”におけるスタイリングの難易度は推して知るべし。

ならばプロに聞いてみよう! メンズファッション誌をはじめ、広告やWEBなどで活躍する人気スタイリスト・中島貴大さんに聞いてみた。

「女性のコメントでもあったきっちり感を出そうと思うと、まず一番にジャケットが思い浮かびますが、いっそ諦めてしまうのも手です。普段スーツ姿なのに休日用にジャケットを新たに購入するのは、『ちょっともったいない』と思ってしまう人も多いハズ。スーツに近いのに休日しか使えないわけじゃないですか。そこでオススメしたいのが、Vネックのカーディガンです。“ジャケパン”スタイルの多い社会人合コンなら、差別化もできるでしょ? ピタピタじゃなく、少し余裕のあるサイズ感を選びたいですね。インナーはシャツでも、暖かくなったらしっかりした生地感のTシャツでもいいし、着こなしの幅もありますから」

その際はちょっと腕まくりして時計をチラ見せするのが着用時のポイントだとか。さて、女子の意見にあったのが靴とバッグ。このセレクトのポイントはどうだろうか。

「まず靴ですが、ある程度高級感を出したいなら『パラブーツ』や『クラークス』、『コールハーン』などのカジュアルシューズ。トレンドに関係なく長く履けるうえ、安っぽく見えません。また高級感にこだわらないなら、トレンドに応じて買い換える必要があるものの、新しめのスニーカーがいいでしょう。『ナイキ』や『ニューバランス』のサイトを覗いて、イチ押しのアイテムであればそれなりに見えます。またバッグの問題ですが、休日はいっそのこと『持たない』という選択はどうでしょう? そうすれば評価の対象になりませんし、むしろ持たないことで“こなれ感”が演出できますから」

男の荷物はスマホと財布、そしてコン●ーム、以上! …というのが中島さんの流儀だ。同意できるかはそれぞれだけど、悩むなら持たないというのはちょっとした裏ワザかも。

「あとひとつ、ボトムスです。ジーンズって選びやすいように見えて、難しいんですよ。色落ちの激しいものやダメージ加工があるものは、汚らしく見えたり子供っぽく見えがちですし、かといって色の濃いものでも差別化は難しい。よほど気を使ってはかないと、オシャレには見えない。実は一番難しいかもしれないボトムスなんです。しかもジーンズのような5ポケット型のパンツは、ポケットに手を入れるとサイドが膨らんでみっともないですし、なんかカッコ“つけてる”ように見えます。“カッコつけてる”と“カッコいい”は大きな違い。そこでチノパンやカジュアル系ウールパンツなどのテーパードしたスラックス系パンツに挑戦してほしいですね。これならポケットに手を入れても自然ですし、カジュアルだとしても上品に見えます。先にオススメしたカーディガンとの相性も抜群ですので、ぜひ試して下さい」

靴以外のアイテムの購入場所は、ほどよくトレンド感があり、かつ安価で最近は縫製のクオリティも高いファストファッションでもいいとか。ロジカルに突き詰めていけば、休日の合コンという“試される”場所であってもハードルは高くなさそう。苦手意識が先行すると思考停止になるかもしれないが、「ちょっと考えればなんてことはない!」の精神で臨むのが、ほどよいスタンスと言えるのかも?

(吉々是良)

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