地域活性化の担い手を育成

社会起業家の全国大会「公志園」がアツい!

2010.12.16 THU



写真提供/公志園100人委員会
「ビジネス的手法で社会的問題を解決する仕事をする人」とされる「社会起業家」に世界的注目が集まっている。そんななか、日本でも社会起業家を輩出すべく、「公志園」という取り組みが始まったという。野球の甲子園を彷彿とさせるが、一体どのような取り組みなのか。事務局を担うNPO法人アイ・エス・エルの岡田暁子氏に聞いた。

「公志園の理念は甲子園に由来します。問題の解決に挑む社会起業家が全国から集い、応援してくれる人が増えるなかで成長し、地域の活性化の主役となっていく。そんな挑戦者の育成支援が目的です」

具体的には、挑戦者たちが事業プランをコンペ形式で競い、観客や審査員にどれほど共感してもらえるかによって、地方予選から全国大会へ駒を進められるか否かが決まるのだとか。参加者と事業の一部を下表にまとめてみたが、教育から医療までその内容は多種多様だ。

地方予選を突破した16組は、賛同してくれる企業人や有識者、経営者などのサポートを受け、事業プランを練り上げていく。その過程で決勝大会で発表する最後の8組が選ばれるのだとか。

「勝ち負けより、公志園を通じた出会いや自分の事業を知ってもらったことによる共感の広がりが大事なんです。それが事業の支援や自分自身の成長にもつながりますから」

公志園では、WEBを通じて参加者の事業をアピール。小口の寄付を呼びかけている。これも共感を広げる手段だという。

「大事なのはお金ではなく、知ってもらうことで共感し、応援しようという気持ちの輪を広げること。その気持ちが社会起業家の背中を押し、結果的に社会の課題を解決する力になります」

社会的問題を解決しようと挑む人を応援するという、一人一人の小さなかかわりが、大きな社会変革のうねりにつながることを知ってほしいという岡田氏。興味がある人は、1月22日に千代田区で行われる決勝大会に足を運んでみてはどうだろう。
(笹林 司)


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