あの話題の“その後”追跡隊!

第3回 「お台場カジノ構想」って実現するの?

2011.01.25 TUE

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カジノ自体は以前から世界中に点在していたが、カジノを経済刺激策とする「カジノ都市」というモデルは、1970年代のアメリカで誕生。その効力が認められ、1990年代からアメリカの外に広がり、2000年代にはアジア諸国が追随・導入している。マカオやシンガポールなどに、大規模なカジノ施設が出現した

石原都知事の「お台場カジノ構想」は、今どうなっているの?



4期目の立候補に注目が集まる、現東京都知事の石原慎太郎氏。そういえば1999年の初立候補時には、選挙公約として掲げた「お台場カジノ構想」が話題になりましたよね。しかし、10年以上経ったいまでも、お台場にカジノができる気配はないようですが…。

「2003年に国会による法改正の見通しが立たないことを理由として、東京都は『お台場カジノ構想』の断念を公式に発表しています」(国際カジノ研究所所長の木曽崇さん)

えー! 日本にカジノがオープンすることは、もうありえないんですか!?

「当初に公約した構想は断念しましたが、その後もカジノ導入の検討は続行中ですよ。現在は東京都だけでなく、大阪府や沖縄県、神奈川県といった都道府県が公式に導入を進めています。しかし、競馬を合法とする競馬法のように、カジノを合法化するためには『カジノ法』を国会で通さなければいけません。ですが、昨今は政治的混乱が続いており、国会は非常に不安定。国会に提出する法案はできているそうですが、これだけ新しい法律が通りにくい現状ではなかなか難しいようです」

だけど、日本でカジノが導入されれば、大きな経済効果をもたらすんですよね?

「もちろん。カジノ導入は、経済刺激策として非常に魅力的です。カジノはギャンブルだけでなく、複合的な観光施設を作ることで大きな観光消費が見込めます。ホテルやレストラン、ショーや遊園地などのエンターテインメント施設が併設されることでしょう。投資を呼び込んだり、雇用を生み出したり、新たなお金の循環ができるのです。私どもでは、日本に3つのカジノができたとすれば、最大1兆5000億ほどの直接投資が呼び込める試算をしています。海外での導入事例を見ても、そのほとんどが経済的に成功しているんですよ」 いいことずくめじゃないですか! そんなにいいことずくめなら、国益のためにも早く導入したらいいのに。

「しかし、カジノ導入にはデメリットも存在します。大きくは、『青少年育成への影響』『ギャンブル依存症』『犯罪関連』の3つですね。このデメリットをできるだけ小さくして、いかにメリットを最大化するかを議論しないと、導入はなかなか進まないでしょうね」

実は、民主党や自民党など5つの党からカジノ合法化に賛成する議員115人が集まる「超党派カジノ議連」というものもある。彼らは、今年の通常国会にカジノ合法化の法案を提出する方針なのだとか。この法案がうまく通れば、「週末はカジノデート」なんて日も遠くないかもしれません。 あのニュースについて、知りたいこと、気になることがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿して下さい。

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