実はあまり気にしていないかも?

放射線の影響、みんなどんだけ怖いと思ってる?

2011.05.19 THU



画像提供/ロイター/アフロ
東日本大震災が発生した翌週、東京・品川駅近辺には、大きな荷物を抱えて新幹線の改札へ向かう家族連れの姿があった。おそらく、子どもと一緒に関西以西へ避難する人たちだろう。

原因はいまさら説明するまでもなく、震災の影響で放射能漏れが発覚した福島第一原子力発電所。テレビ、新聞を中心に連日原発事故のニュースが報道され、インターネットでは放射線を怖がる声も少なくない。

これだけ原発関連情報が入ってくる状況で、R25世代は放射線に対してどれほど不安をもっているのだろうか? その実態を知るべく、放射線に関するアンケートを実施してみた。

首都圏で働く25~34歳の男性に、現在住んでいるエリアの放射線量について恐怖を感じるかを聞いたところ、「怖い」と回答したのは22.8%。同じ質問を大阪、名古屋で行ったところ、それぞれ11.5%、9.6%。福島第一原発までの距離を考えると妥当だろうか。裏を返せば、首都圏では4人のうち3人は、さほど放射線を怖がっているわけではないようだ。

これを裏付けるのが、「放射線対策として実践していることは?」(複数回答あり)の結果だろう。「積極的に放射線や原発の情報を収集」(24.3%)、「ミネラルウォーターの確保」(23.8%)、「食材の産地確認」(18.4%)、「外出時にマスクをする」(13.6%)という回答がある一方、最も多いのは「特に何もやっていない」(51.9%)。大阪や名古屋では75%前後に上った。

もちろん、震災直後のアンケートであれば、また違った結果が出たかもしれない。ただ、フリーコメントで目立ったのは、「情報があいまいでわかりづらい」「政府の公式発表が信用できない」といった声だ。放射線が怖い・怖くない以前に、どの情報が信用に足りるのか、信じていいものかを判断できる材料がない…というのが、R25読者の本音かもしれない。
(宮脇 淳/ノオト)


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