世の中の「要するに」をクイズで学ぶ

社内恋愛を期待する新入社員は意外に多い!?

2013.04.04 THU

経済学ドリル


【問1】社内恋愛を期待している女性新入社員の割合は?

(A)6.5%
(B)16.0%
(C)31.0%
(注)2012年4月に入社する内定者女性200人を対象に実施したカネボウ化粧品のアンケート調査。

【問2】結婚している・恋人がいる社会人のうち相手が会社の人の割合は?

(A)5.2%
(B)11.2%
(C)21.2%
(注)社会人273人を対象に実施したカネボウ化粧品のアンケート調査(2012年)。

【解説】理想の女性との出会いを求め、婚活サイトを利用したりお見合いをしたりと、「婚活」にいそしむ独身男性は少なくありません。
ですが、ちょっと待ってください。「灯台下暗し」という言葉もあるように、身近なところで理想の結婚相手が見つかるかもしれませんよ。たとえば、カネボウ化粧品が実施したアンケート調査(2012年)の結果によると、なんと約3割もの女性新入社員が「社内恋愛に期待している」と回答したのです(「とても期待している」と「やや期待している」の合計)。それだけではありません。女性社員への調査では約半分が、今までに会社の男性を好きになったことがあると回答しています。さらに、女性社員の4割は、実際に会社の男性と付き合った経験があるというのです。実際、既婚もしくは恋人がいる社会人の21.2%はそのお相手が会社の人(元会社の人を含む)となっています。

[正解] 問1:C 問2:C


門倉貴史 かどくら・たかし 慶應義塾大学経済学部卒業後、金融機関のシンクタンクで主任研究員などを歴任。現在、BRICs経済研究所代表。専門は日米経済、BRICs経済、地下経済など。著書に、『ゼロ円ビジネスの罠』(光文社)『新興国バブル崩壊のシナリオ』(中経出版)など多数

社内恋愛が結婚・出世への早道?



「生涯未婚率(50歳時点で1度も結婚したことがない人の割合)」をみると、男性の場合、1980年の2.6%から2010年には20.1%にまで上昇しています。
こうしたデータを目にすると、「このまま自分も結婚できなかったらどうしよう…」と焦りを感じる独身者もいるかもしれません。そんな人には「焦ることないよ。別に結婚しなくてもいいんだから」と言ってあげたいところですが、残念ながらそうとも言い切れない事情もあります。というのも日本の企業社会では独身だと一人前とみなされず、結婚をしている人より昇進や昇格が遅くなることがあるのです。結婚しないサラリーマンが増えた近年、配偶者の有無による露骨な待遇差別はみられなくなりましたが、若手社員を重要な役職に抜擢する際、結婚しているかどうかを判断基準のひとつとして考える風潮はいまだに残っています。また、独身だと時間的にも経済的にも融通の利く人と思われ、残業や休日出勤を頼まれやすくなったり、転勤をともなう異動対象になりやすくなったり…と“副次的災難”がふりかかってくることもあります。サラリーマンでいる限り、独身でいることはデメリットこそあれ、メリットはあまりないといえるでしょう。
だから…というのは少々短絡的かもしれませんが、仕事が忙しくて理想のお相手を探す時間がとれない人は、改めて身近な社内恋愛を見なおしてみてはいかがでしょう? カネボウ化粧品の調査で明らかになったように、社内恋愛を経験したことがある社会人は33%にものぼります。世の中では意外と社内恋愛は活発に行われているのです。ただ、社内恋愛はそれなりのリスクがあるという点には注意が必要です。職場で付き合っていることがバレると、そこで公然の仲になるわけで、その後に仲違いして別れることになった際には、かなりの面倒が発生するおそれもあります。

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