「諸行無常、諸法無我でも悲しいものは悲しい」

新人気アニメ NHK『オトナの一休さん』に感銘受ける

2016.06.10 FRI

噂のネット事件簿


「押すなよ! 押すなよ!」など、クスッと笑えるネタも差し込まれている ※この画像はサイトのスクリーンショットです
5分アニメ『オトナの一休さん』が、6月6日よりNHK Eテレでスタート。6月8日には第2話が放送された。

このアニメは、実在の一休宗純の“型破りエピソード”を、史実をもとに構成するもの。第一則(第1話のこと)「クソとお経」では、弟子たちが読経をしているところに、一休さんが、出したばかりの一本糞を持って登場。その下にはなんとお経が書かれた書物があった。兄弟子が激怒すると、一休さんは「無縄自縛だな」と言い放ち、「経をありがたいといった時点で、何かに縛られることになる。世間や常識、ありもしない縄にしばられず、自分の答えを見つけるのだ」と説いた。

この内容に対して、Twitterでは

「NHKの『オトナの一休さん』。いきなりクソの話で掴みに来た」
「無縄自縛か
いい事知った」

などのコメントが投稿されるなど、意外な(?)高評価のよう。

また、第二則は「すずめの葬式」。かわいがっていたすずめが亡くなり、涙を流しながら読経する一休さんに対し、兄弟子が「諸行無常というではないか」と釈迦の言葉をもって説教すると、一休さんは兄弟子の鼻をひねりあげた。すべてのものに実体などない「諸法無我」という釈迦の教えに触れつつ、「お前という実体がないなら、痛みを感じることはあるまい!」「諸法無我でも痛いものは痛いのだ! 今ワシにとっての真実は、目の前に横たわるこのすずめと、それを失って悲しいという気持ち。だからワシは泣くのだ!」と叫んだ。

Twitterには、

「諸法無我でも痛いものは痛い、悲しいものは悲しい。どこまで行っても人間な一休さんを見ました。
いい!
これはいいぞ!
いいぞ、NHK!」
「諸行無常でも哀しいものは哀しい。諸法無我でも痛いものは痛いように。
一休さんの弟子になりたい。それかお友達」
「諸法無我だろうと痛いものは痛い」

といったツイートが投稿されており、心に響いた人が多かった様子。

一見ムチャクチャにみえる言動の裏にある、「現代人が忘れがちなこと」を学べる『オトナの一休さん』。今後ますます話題になりそうだ。
(花賀 太)

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