日本人のマナー意識は高い、とはいうけれど…

目くじらたてすぎ! と思うこと2位「電車内は静かに」

2016.08.10 WED

データで読み解く ぶっちゃけ世論調査 > 世論調査


注意する声がデカすぎて、周りの人が引いている。そんな場面ってありますよね。注意することの勇気、正しさが帳消しになるぐらいに
道端にゴミを捨てない。行列にはちゃんと並ぶ…。日本人にとっては当たり前すぎて、特に“正しいこと”の意識すらない行動も、海外の方からするとスゴイことのように思えるようです。

誇らしいと思える反面、そうした“正しいこと”から外れた人や物事に対し、時に異様なまでに厳しい面を見せるのもまた日本人の特徴…。このことに、どこか息苦しさを感じてしまうのは筆者だけしょうか。

そこで、20~30代の社会人男性200人にアンケートを実施。「日本人は目くじら立てすぎ、神経質すぎ」と思うことについて聞いてみました。

〈日本人は目くじら立てすぎだと思うことTOP10〉


(全16項目から3位までを選択。1位3pt、2位2pt、3位1ptで集計。R25調べ。協力/アイリサーチ)

1位 子供のちょっとした怪我(でも親が学校や行政にクレームをつけること) 185pt
2位 「電車内は静かに」のマナー 133pt
3位 (政治家などの)失言 131pt
4位 「映画館では静かに」のマナー 120pt
5位 「エレベーター内は静かに」のマナー 78pt
6位 「近所迷惑にならないように子供は静かに」のマナー 72pt
7位 食品の消費期限や賞味期限 65pt
8位 テレビ番組(内容、演出など)64pt
9位 雑菌への抵抗感(除菌・抗菌などへの衛生意識) 60pt
10位 乗り物の運行時間のズレ 58pt

番外
11位 個人情報の扱い 48pt
12位 体臭や口臭について 45pt

1位はいわゆる「モンスターペアレンツ案件」。子供の怪我に対する過剰とも言える反応が「目くじら立てすぎ」と思われるようです。全体的な傾向としては電車内、映画館の例などなど「静かにしなくてはならない」ことについて、窮屈さを感じる人が多いようです。では、それぞれを選んだ理由も見ていきましょう。

【1位 子供のちょっとした怪我(でも親が学校や行政にクレームをつけること)】
「ちょっとした怪我ならすぐ治るから」(28歳)
「行き過ぎが目立つ」(35歳)
「ちょっとしたことでクレームばかりつけるから、規制だらけになってしまっている」(36歳)
「親が過保護にしすぎ。大人になった時に大変」(39歳)
「親ばかだと思うから」(36歳)

【2位 「電車内は静かに」のマナー】
「ある程度は話し声が聞こえても良い気がする」(32歳)
「別にどうでもいい」(38歳)
「電車自体がうるさい」(33歳)

【3位 (政治家などの)失言】
「意見が限定されてしまう可能性があるのではと思う」(27歳)
「人間の言うことは間違いもあるから」(28歳)
「発言の一部だけを取り上げすぎ。意味がないと思う。マスコミはもう少し考えるべきだ」(39歳)

【4位 「映画館では静かに」のマナー】
「ポップコーンを売ってること自体、音を立てる前提と思う」(33歳)
「笑いたい時は笑いたい」(38歳)

【5位 「エレベーター内は静かに」のマナー】
「しゃべるくらいはいいと思う」(39歳)

【6位 「近所迷惑にならないように子供は静かに」のマナー】
「子供は騒いでなんぼ。ただでさえ静かな社会なのに子供が騒がなくなったら静かすぎる」(22歳)

【7位 食品の消費期限や賞味期限】
「少々ずれていても問題がない」(37歳)

【8位 テレビ番組(内容、演出など)】
「なんでもダメダメで結局、面白さを損なわせてしまっていると思う。ある程度の放送の自由があってもいいと思う」(37歳)

【9位 雑菌への抵抗感(除菌・抗菌などへの衛生意識)】
「気にしすぎると免疫力が無くなってしまう」(25歳)

【10位 乗り物の運行時間のズレ】
「1~2分遅れてカリカリするくらいなら、早めに出かければいいと思うから」(38歳)

マナー、決め事破りを糾弾する声は大きく聞こえがちですが、寛容な意見も実際はいろいろあるわけで。規律正しくあろうとするあまり、他者へ厳しくしすぎる国。そんな評価で、外国人に笑われる日が来ないことを願いたいものです。
(風紀守)

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