20代無職が増加中らしいけど…

政府が進めるフリーター対策「若者自立プラン」って何だ?

2004.07.29 THU

政府がいま「若者自立プラン」ってものを進めているのを知っているだろうか。正式には「若者自立・挑戦プラン」といって、経済産業大臣をはじめとする5閣僚が「若者自立・挑戦会議」というのを開き、若者向けの雇用対策やフリーター対策を年内に策定するべく、色々考えているらしいのだ。

じゃあ、いったい「若者自立プラン」ってどういうものなのか。簡単にいうと、小学校から職業体験学習を取り入れたり、専門学校などに通いながら企業の実習を受けて正社員としての知識や技能を身につけられるようにするのがまず一つ。次に、学校やハローワークに若者からの就職相談を専門に受け付けて就職まできめ細かく支援をする進路相談員を配置。そして「起業」に挑戦する若者には、情報の提供や専門家の支援を積極的に行ってチャンスを創出し、企業側に対しても4月に限らずいつでも正規採用を行う「通年採用」の普及を働きかけていく、と大体こんな感じらしい。

何だか微妙な話だが、そもそも、政府はなぜ突然「若者自立プラン」なんてことを言い出したのだろうか。実はそれには総務省のこんな統計データが起因している。

このプランが政府の「骨太の方針」に盛り込まれ、3年間重点的に予算が投入されることになったのは昨年6月だが、その時点における15歳から24歳の失業者・無業者は約100万人、フリーターに至っては200万人以上――。ようするに、政府はこの統計に「日本経済全体に悪影響が出る」「未婚化や小子化にもつながる」と危機感を覚え、若者を就職させてもっと働かせなくちゃいかん、と考えたわけである。

でもそれって変じゃないか。小泉政権の政策って、企業(大企業を除く)や個人に負担を強いる、つまり失業者を増やすようなものばかりだし、年金改革でも企業側の負担は増す一方で、とても新規雇用に手が回るとは思えないのだ。若者の自立とか押しつけがましいこと言う前に、やることあるんじゃないの、小泉さん。

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