コンビニのエロ本がシールで封印

成人誌の立ち読みができない謎の自主規制の真相とは…

2004.08.05 THU

「中身も確認できないエロ本なんて、売り上げ減は必至。ただでさえ編集費を切り詰めて制作してるなかでの措置。大打撃です」――こう話すのは、某成人誌編集者。コンビニや書店で成人誌の立ち読みができなくなったのは、この7月から。約3cm幅の“透明シール”でページが封印された成人誌は、約350誌のうち100誌程度。

発端は、今年3月に改正された「東京都青少年の健全な育成に関する条例」だ。出版社が自主的に成人マークをつけた雑誌について、包装するよう「努めなければならない」と明記。シールを貼らないとコンビニに置けなくなったため、出版社は次々と“シールで封印”を決定。大手コンビニは、成人誌だけを並べるラックを新規導入し、一般誌と区分陳列して販売することになった。

以前から東京都は、青少年の性的感情を著しく刺激する雑誌を「不健全図書」に指定(6月は12誌が該当)。条例改正で、これらの雑誌については、区分陳列はもちろん、ビニール包装か十字のひもがけをした包装が必須になり、違反したら販売店に30万円以下の罰金が課せられることになった。

子供の出入りする場所に成人誌を無防備に置くのは不適切。もっともな論理ではあるが、前述の編集者は「なぜエロ本ばかりが規制の対象になるのか」と東京都の条例に首をかしげる。確かに、インターネット上の性的表現は過激になる一方。今や、小学生でも自分のホームページを作って公開しているんだから、親に内緒で過激なサイトにアクセスするなんて朝飯前のはずだ。

「コンビニで売るエロ本は、もともとソフト路線。素人がどぎついことをしているネットやビデオに比べれば健全だと思いませんか? エロ本を取り締まるならネットも! これが正直な気持ちです」

成人誌は不健全! 本当にそうなのだろうか? 親に内緒でエロ本を隠し持っていた経験のあるR25読者諸氏。雑誌だけを規制しても、より“過激”“不健全”な方へ流れるだけなのでは?

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