度重なる大規模余震で長引く避難所生活

「新潟県中越地震」発生。被災者に対して我々ができることとは?

2004.10.29 FRI

10月23日午後5時56分、新潟県中越地方を震度6強の地震が襲った。その後約30分の間に同程度の余震が2度発生。内陸で発生する震源地の比較的浅い直下型地震ということもあり、同県小千谷市、長岡市など震源地周辺の市町村は多大な被害を受けた。

25日朝の段階で死傷者は約2400人、避難生活を送っている人は約9万7800人。大規模な停電、断水が起きたり、新幹線が開業以来初めて脱線するなど、あらためて大地震の怖さを知った人も多いのではないだろうか。

「今回の中越地震の特徴として、発生後もしばらく大きい余震が続いていることが挙げられます。そのため、自宅の損害が少なく、すでに帰宅可能なはずの被災者も、いまだ避難所生活を余儀なくされている」(防災ネットワークプラン・井上浩一氏)

震度4以上の余震は、23日だけで計19回を記録。発生から1週間以内は、震度6以上の余震が起こる可能性を否定できないという指摘もされている。

避難生活者が増えれば、必要な救援物資の量も増える。被災直後は、食料や飲料水の不足を報じるニュースもあった。放射冷却現象による寒さも厳しく、体育館など暖房設備が必ずしも充実しているとはいえない避難所での生活は楽ではない。実際、車中など、避難生活中に過酷な環境が原因で死亡したと思われる被災者もいる。先ごろの台風の影響で、現地の地盤は緩んでいる所も多いという。もし、豪雨が発生したり台風が上陸すれば、被害の拡大も心配だ。避難生活のサポートは急務といえる。

すでに行政レベルでは対策がとられているが、個人レベルでもボランティア活動に参加することはできる。仕事の関係で参加が難しいという人は、義援金や救援物資を送るというかたちでの支援も可能だ。もし、支援をするならば、好意を逆手にとった悪質な詐欺には気を付けつつ、自分と被災者にとって最も有効な方法を選んでほしい。

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